是は正しく御伽噺、である

或いは昔噺、というべきか
異世界より渡りし若き龍と、龍が降りた泉に訪れし名主の娘
知恵者の娘との語らいの日々に何時しか……

とある出来事が切欠で力戻りし龍と、娘との別れ
その場に花嫁衣装で現れし娘は……

丁度一万文字の掌編なのに其のゆたりとした文体の所為か、昔から現代へ続く悠久の時を感じさせてくれる
此の様な作品が遥か未来、我らが子や孫、そして更に其の子孫の時代に至る迄
「御伽噺」
として残る事を願う

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