この物語が胸を打つのは、感想の奥にまた別の物語があるからだ

「作品を世に出すために、良いファンを一人でも増やしましょう」

ついに受賞して作家デビューした叶夢沙織は、担当さんのアドバイスを受けて、旧友と連絡を取ることに。
その相手は、八年前の高校の卒業式、初めてペンネームを明かした相手だった。
喜んでくれた旧友たちは、小説を読み主人公に感想を伝える。
そんななか、主人公は、あることに気づくのだった……。

真相に気づいた時、思わず書き手の読者もホロリとなる、「作者と読者」だけでは無い物語です。

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