溶かされて、混ざり合って、そして結晶になる

ほんと題名のとおりの作品。

人を遠ざけていた女の子が、人の温かさを思い出して、思い出させてくれる女の子に依存して、依存するのも苦しくて、でも手放したくなくて。
もう感情ぐちゃぐちゃになるけれど、それで良いと思いました。

ぐちゃぐちゃになって、もう何が正しいのかも分からない。
これが『恋』なのか。
どれが恋なのか。

これは主人公の女の子が『それ』を見つける話。
傍にある『それ』を受け入れる話。
自分の『それ』とも向き合う話。

そして最終的には答えの無い『それ』を育むお話。


わたしのレビューを見て、まだお読みになっていない方々がこちらの作品に興味を持ってくれたのなら、わたしは嬉しい。
だってこのお話には、『興味』という一つの感情もテーマの一つだとわたしは感じたから。


最後に作者さま、感想でも書きましたが、こんなにも素敵な作品を生み出してくださり、ありがとうございました!!

その他のおすすめレビュー

百日紅さんの他のおすすめレビュー104