概要
彼女は、「とまります」の赤いランプが怖いみたいだった。
和人が通勤のバスで見かける彼女は、降車ボタンの「とまります」の赤いランプが怖いようだった。
考えてみると、確かに夜なんかは、赤い光が一斉に灯るのは少し怖いかもしれない。
それにしても、毎日、見ることもできないほど怖いものに囲まれなければならないなんて――。
和人は彼女を可哀そうに思いつつ、妻の待つ家に帰った。
だが、妻の「おかえり」の声が無い。
※執筆活動継続のため、広告を表示させていただいております。
考えてみると、確かに夜なんかは、赤い光が一斉に灯るのは少し怖いかもしれない。
それにしても、毎日、見ることもできないほど怖いものに囲まれなければならないなんて――。
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