勢いて書いた詩

衣草薫創KunsouKoromogusa

‐呪縛よ、愛で締め付けて‐

思いだから素直に愛せない君を

私の存在は空っぽな抜け殻


君を愛していると罪悪感に駆られるから

別の男に温もりと安心感を求めてしまう

優しさ、安心、褒めて欲しいの

でも、いづれ我に返る

君じゃないと


君を愛していたい

両思いになりたい

「愛してる」重いよね

わかっている

だからそんな自分が嫌い

構ってよ 呪縛は愛で締め付けられる


友達がいなかった

病んで 病んで それでも生きて

泣くだけで リスカも暴力もしない

偉く歩いていたよ

だから暗闇から引き上げてくれた

君を忘れられない

「友達できるよ。」「彼氏できるよ。」

そんな言葉に束縛される


君を愛すのはこの世で1番最低だ

私を見て欲しい

でもわかってるわ

あの子の方が可愛い


あの日一緒に歩いた場所

再び帰らない

あの日着た服ももう着ない

物に全てを委ねてた

女ならではの闇でしょ


君じゃない 本当君じゃない

「可愛い。」「似合ってる。」

そんな言葉はあなたじゃなくてあの人に言って欲しかった


暗くて重くてごめんね


⬇(あとがき的なやつ)

「自滅」という短編小説集を読んだことあるでしょうか?私は図書館でたまたま借りて読んだのですが、これがめちゃくちゃ暗かったw。もうヤバくて一話読む事に頭を抱えましたね。でも、ものすごく、内容が上手くて作者の腕に尊敬を覚えました。この短編小説集のうち、ひとつの中に、物に感情を預けて捨てる。この女性ならではの暗さを借りて、詩を書きました。読んで下さり、ありがとうございました。

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勢いて書いた詩 衣草薫創KunsouKoromogusa @kurukururibon

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