俯いてばかりでは抜け出せないトンネル。

歪な暗いトンネルの中で向き合うのは、「彼女」の生きざまと自分自身の人生の迷い。
眠る前に目を閉じた瞬間、人生への不安やネガティブな想像に襲われる感覚によく似ていると思いました。
ホラーチックな導入かと思いきや、言葉少ないながらも心温まる会話劇、そして爽やかなエンディングで締められ、清涼感のある作品でした。

その他のおすすめレビュー

葉月氷菓さんの他のおすすめレビュー59