続きが気になって、一気読み。

ケンタ、ヒメ、ゆき、無限、いずれもキャラが立っていて、一人として欠くことのできない存在。彼らに対応するかのように四神(獣)が配置されていることで、物語の世界に広がりができた、と思う。どこか、ケンタはハリー、ヒメはハーマイオニー、ゆきはロン、無限はドビー、と『ハリー・ポッター』の世界観に繋がっている気がする。出会いによって、目的が変化し、意図せずして、他者のためにと動いていく四人。ラストの神社へ行こうの部分が、無意識に他者を幸せにしている証に感じられ、一層心が温まった。