第10話 リアルなろう創作論が完成した9月

 前話で考えた対策を行い、1話の最後まで修正を終えると、もう一度読み返して引っかかる部分を修正します。

 たぶん、ここまでは誰でもやっている事と思います。


 しか〜し、私の場合は更に厳しい最終検査が待ってま〜す!


 それは……


 頭の中に、リアルな映像が浮かんでくれば合格、浮かばなければ不合格です。

 不合格な文章は何かが足りないんです。


 それは何か?


 残念ながら、自分の感性に頼っており、言葉では言い表せません。なんというか、黄金比率とリズム調味料の匙加減みたいな?


 そして、このリアルなろう創作論を使って最初に出来たのが、武器商人は忙しいの1話「序章〜桜島の異変」です。


 それから、私はリアルなろう創作論を使い、50話まで修正をかけていきました。

 そんな時、また新たな壁が私の前に立ちふさがったのです。


 それは、伏線回収という名の中ボスです。


 私の場合、これでもかという位に、どんどんと伏線を投げていたんですね。

 回収する当てもないのに!

 

 この負債、どうやって返そうか?


 その答えは、地道に回収するしかないです。


 ここでアドバイスですが、伏線を投げる時は、ちゃんと回収の当てを用意しておく事。そうしないと、後で数話に渡り整合性をとる為の修正をする羽目になりますよ!


 この整合性破綻ですが、侮るなかれ!


 なろう批判の最先鋒です。言い換えれば「ご都合主義」、根拠もないのにポンポン出てくる……


 物だろうが、強敵だろうが、設定だろうが!


 その瞬間、読者は冷めてしまうんです。


 読者はバカではありません。取って付けた内容だと瞬時に見抜きます。

 一昔前ならいざ知らず、この情報化社会において、いろんな情報に晒され、いろんなメディアを見る事が出来る現在、整合性の取れない話に読者は騙されません。


 現在、日曜劇場で下剋上球児が注目を集めています。VIBANの後にも関わらずです。


 それは何故か?


 俳優の殆どが野球経験者だからです。

 だから、練習のシーンはリアルで、試合のシーンは緊迫します。

 そして何よりも、このドラマは実話を元にしているのです。


 つまり、読者が求めているのはリアリティーなんです。

 私の言いたい事が、お分かり頂けたでしょうか?


 今後、読者が求めるのは、リアリティーのある異世界なんです!

 勘違いしないで下さい。リアルではなく、リアリティーです!


 世間はリアリティーのある物語を求めています。しかし、WEB小説内は、強引な非現実的なろう系が過半数を占めています。故に愛想を尽かされるのは時間の問題だと思います。

 なぜなら、書籍化、アニメ化、映画化されるにあたって、購入者のターゲットは世間なのです。

 各出版社は、世間に売れる小説が欲しいのです。サイト内の読者をターゲットにしている訳ではないのです。


 では、どうすれば良いのか……?


 この苦境を脱する為に、私はここに「リアルなろう創作論」を確立致します!

 この創作論を使って、なろう系をリアリティーのある映像の世界に書き換えていきましょう。

 そして、なろう系を新たなステージへ進化させましょう!


 リアルなろう、バンザ〜イ!(笑)


 こうして、私は「リアルなろう創作論」を引っ提げて、名だたる猛者が集まる修羅の国カクヨムに足を踏み入れたのでした。

 果たして、私のリアルなろう創作論は、カクヨムコンテストに通用するのでしょうか…?


 結果は24年5月に分かります。フッ!


     == 完 ==



✒️✒️✒️

【カクコン9・読者選考通過作品】

 現代と異世界⚔️神話と宇宙の謎に迫る  

  スペクタクル・ファンタジー🔥

『武器商人は忙しい!〜日本壊滅かぁぁ!?弱小ゴブリンに自衛隊はお手上げです!🪖』

 1話だけでも読んでみて下さい!

https://kakuyomu.jp/works/16817330668619289315


  

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フッ!俺の方が上手く書けると思ったのが運の尽き・・・執筆初心者がいきなり100話を書き上げるまでの体験記! 大和タケル @takejii1800

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