番外編 地球はミューオンにより寒冷化した説
地球の大気には太陽系惑星として例外的に窒素が多い。
土星、木星など外惑星はアンモニアは持つが窒素は非常に少ない。理由は明白で、水素が存在するために高圧なので、窒素と水素が反応するからだ。
いや、そうはいっても窒素が多いことを大真面目に説明するトンデモさんがいるんだって。なぜ、地球に窒素が増えたか、初期の地球は二酸化炭素だらけだったはずで、こんなに窒素が増えるのはおかしいと。
というわけで、その方は次のような反応式を「発明」した。
CO2+(負ミューオン) → N2 + O2
実はこれは核反応としては起こりえない。融合とともに、分裂反応を必要とするのでエネルギー的に成り立たないのである。
しかしまあ、CO2にミューオンがとらえられることもなくはなかろう。核反応も私が知らないだけで融合反応は起きるかもしれない。ただし、生成するのはシリコンである。窒素と酸素になるには分裂反応が必要で、反応によって得られるエネルギーを上回ってしまうため、起こらない。鉄より重い元素は分裂反応により、エネルギーを放出するが、鉄より軽い元素が分裂するにはエネルギーが必要なのである。
まあ、事実だったらおもしろいのにね。いくら、CO2を出そうとみんな窒素と酸素になるという。
釜爺は電気自動車の夢を見るか いわのふ @IVANOV
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