第3話 意外な歌も!歌って広げよう替え歌の輪🙆♂️
「さあ、最終回だ。サクサクいくぞ。実はこの中国歴代王朝を覚える替え歌で踊ることもできるんだ」
「ホントに?」
「マジかぁ?」
「パリピ孔明みたいなのですか?」
「違う違う! 超有名でしかもパブリックドメインだ。ジャン!」
【炭坑節】
「「「盆踊りかい!」」」
「はい、さっそく歌ってみよー!」
♬ 【炭坑節のメロディで】
「ハハハ。やられたわ。完全に盆踊りやった」
「つい、釣られて踊ってしまったわ」
「ブラジルでもこれは踊ってました!」
「そう言えばさっきパリピ孔明とか言ってたな。あんな風にダラダラと踊れる歌もあるぞ」
「ほんとうですか?」
「パブリックドメインじゃないんだけどな。では次行ってみよー」
【ドリフ大爆笑のテーマ】
「「「ぶぶーっ!」」」
「四人だけど並んで歌って踊るぞ! 今回は二番も行くぞ!」
♬
揃ったところで
「パリピ孔明と全然違う・・・・・・」
「がっかりしないで」
「まあラクでええけどな」
「ヨシノはもっと身体を動かしたりないのかじゃあ次はコレだな。エンドレスで身体を動かせるぞ。ジャン!」
【アルゴリズムこうしん】
「チカとヨシノの二人組でやるように」
「「ええ〜!」」
「がんばれや〜」
「カズマはオレと組むんだ」
「ええ〜!」
「中国史こうしん! 歩幅は小さく!」
♬【アルゴリズムこうしんのメロディで】
(Aパート) (Bパート)
そろそろ覚えたね
そろそろ覚えたね そろそろ覚えたね
そろそろ飽きたから そろそろ飽きたから
おしまい おしまい ♬
「その気になったらエンドレスで繰り返せるから暗記には最適だ!」
「でも輪唱で違う国名が聞こえて来るから頭がごちゃごちゃになりました」
「これはアカン。あの振り付け思い出しながらこの歌ぁ歌って動くのはめっちゃキツイって」
「あたしも精神的に削られたわ。師匠、コレは没です!」
「ええ〜!」
「「「ええ〜じゃありません!」」」
「わかったよ。じゃあ次はテレビのヒーローものの主題歌にしようか。ジャン!」
【ウルトラマンのうた】
「「「おおおお」」」
「初代のウルトラマンの主題歌だ。二番もいくぞ!」
♬ 【ウルトラマンのうたのメロディで】
「ヒーローものはいいっすね」
「『仮面ライダー』の主題歌『レッツゴー!! ライダーキック』やアニメ『タイガーマスク』の主題歌『行け!タイガーマスク』の曲でも替え歌で歌えるけど、曲の方がちょっと余るんだよなあ。中国の歴代王朝を覚えるのがメインの目的だから、好みが合えば余っても別に構わないんだけど」
「面白いんだけど、『まさかこんなのでも中国王朝を替え歌で歌えるの!』 という驚きと刺激が足りない気がしますよ、師匠!」
「そろそろかわいい歌も欲しいところですね」
「そろそろ飽きてきたか。じゃあ、とっておきの曲だ。今度は洋楽だ!」
「でも師匠のことだからどうせ西洋の民謡じゃあないかな」
「違うんだなこれが。驚くがいい! ジャン!」
【たんたんたぬき】
「師匠、ふざけてますね。どこが洋楽ですか!」
「えーっと。たしか『平成狸合戦ぽんぽこ』って言うジブリのアニメでも使われていたからかわいいアニソンと言えなくもないですけど」
「いや、あれはキ▷タマを金時計に置き換えてたから邪道やと思うで」
「テレビで放映するときにキ▷タマなんて歌う歌流せるはずないでしょうが!」
「ああ、間違えてた。この歌じゃなかった」
「「「こら〜!」」」
「いやいや、でも『たんたんたぬき』でもちゃんと中国歴代王朝を覚える替え歌は歌えるぞ。それに原曲は讃美歌だから洋楽には違いなかろう」
「「「えええええええ!」」」
「いくらなんでもウソやろ!」
「ホントですか?」
「元歌は1864年にバプテスト教会のアメリカ人聖職者ロバート・ローリーが作詞・作曲した讃美歌“ Shall We Gather at the River?”だ。もちろんもうパブリックドメインになっている」
「讃美歌がたぬきのキ▷タマの歌に・・・・・・日本人はなんて罰当たりな」
「
「戦前1937年にその讃美歌の冒頭のメロディを流用したコミカルな歌の『タバコやの娘』と言うのが大ヒットしたんだ」
「ほうほう。それで?」
「その歌の替え歌として『たんたんたぬき』が生まれて広まったんだ。いくら日本人がヘンタイでも讃美歌をいきなりたぬきのキ▷タマの歌に魔改造したわけじゃあない。替え歌作った人も原曲が讃美歌だって知らなかったんじゃないかな」
「知らないってことは恐ろしいわね」
「「「うんうん」」」
「そんなことよりオレがさっき本当に出したかったのはコッチだ! ジャン!」
【It’s a small world(小さな世界)】
「「「えええええええええ!」」」
「いい意味で予想を裏切られました、師匠!」
「これはかわいいと思います!」
「まさかDズニ嫌いの
「オレは自社ブランドの著作権には死ぬほどうるさいくせに、『▽イオンキ▷グ』がT塚先生の『ジャ▷グ△大帝』をモロパクりしたDズニという会社の姿勢が嫌いなだけだ。個々の作品の評価は別だ」
「前もなんかそんなこと言ってましたね」
「もちろんこの歌も普通なら替え歌なんか出せるはずはない。歌詞も曲も出てこないカクヨムだからこそオレたちは歌えるのだ!」
「出たな! 師匠のメタ発言!(笑)」
「じゃあ中国王朝の替え歌で歌ってみよう。残念ながら二番の方は合わせにくいから一番の歌詞の繰り返しで勘弁な」
♬ 【It’s a small worldのメロディで】
「驚いた。ホンマに歌えたわ!」
「二番がちょっと厳しいけどね」
「でもコレは楽しいと思います!」
「よっしゃ、もう一つ洋楽いくぞ! ジャン!」
【スカボロー・フェア(Scarborough Fair)】
「「「ええーっ!」」」
「コレも予想外でした」
「
「師匠、いったいどうしたんですか!」
「お前たちって本当に失礼だよな。オレだって静かな歌を聴きたいときもあるんだよ! ヒトのことどう思ってるんだ!」
ヨシノ「一年365日ハイテンションなヒト」
カズマ「知的変態」
チカ「お笑いしか頭にないマンガ家」
「聞いたオレがバカだったよ。このやるせない気持ちを込めて、今度は一番と二番の歌詞で替え歌を歌います。サイモン&ガーファンクル版が有名ですがメロディも、彼らがアレンジする前の歌詞もパブリックドメインです」
♬【スカボロー・フェア(Scarborough Fair)のメロディで】
「くそっ。なんだか悲しくて涙が出てきたぞ」
👏👏👏 👏👏👏 👏👏👏 👏👏👏
「いやいやいや。
「いよっ師匠、最高!」
「サブロウ先生素敵」
「なんだ? 急に手のひらを返したように」
「そりゃあ今日はねえ」
「ほら12月24日やから」
「そうですよ。せーのっ」
「「「メリークリスマス!」」」
🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉 🎉
「わあ、驚いた。そうかもうそんな日付かあ」
「クリスマスケーキもありますよ」
「チキンもね」
「飲み物も買うてきたで。この後はクリスマスパーティーや!」
「おお、ありがとう! じゃあ最後にもう一曲この歌の替え歌で終わりにしよう。日本語の歌詞は著作権保護期間内だけど、原曲は1857年に牧師のジェームズ・ロード・ピアポントが作詞作曲した歌でパブリックドメインになってるぞ。最後にみんなで歌おうか。一番の繰り返しで歌うぞ! ジャン!」
【ジングルベル】
♬ 【ジングルベルのメロディで】
「「「「読者のみなさまもメリークリスマス。そして良いお年を!」」」」
「よし、こんどは“It’s a small world”のメロディで『たんたんたぬき』の歌詞を歌ってやるぞ!」
「「「やめなさ〜い!!!」」」
おわり
🇨🇳中国歴代王朝を覚える替え歌全集📕 著作権保護に違反しないで替え歌を❗ふりがなにも注目してね😆日常にささやかな知的道楽を❗️ 土岐三郎頼芸(ときさぶろうよりのり) @TokiYorinori
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