魔女と呼ばれた没落令嬢が曲者王子の身代わり契約妃となりまして。

登場人物紹介（ネーミング）・後書

※ネタバレを含みます

特に記載なき限りドイツ語です。

○Elsa（エルザ） Kristall（クリスタル）-水晶

　髪 / ダークブラウン

　瞳 / 灰色

　名 /「神に満たされし者」

　＊正確にはElsaはElizabethの短縮形由来で、Elizabethが上記の意

○Scharf（シャルフ） Diamant（ディアマント）-ダイヤモンド

　髪 / 金色

　瞳 / 碧色

　名 /「鋭い」

　＊宝石の王様ということで、王族にぴったり。

　＊”scharf”はおそらく英語の“sharp”と同義。

○Krone（クローネ） Bernstein（ベルンシュタイン）-琥珀石

　髪 / 琥珀色

　瞳 / 灰色

　名 /「花冠」

　＊琥珀石は長い年月を経て作られるので魔女と呼ばれる一族にぴったり

○Fin（フィン） Qarz（クヴァルツ）-石英

　髪 / 藍色

　瞳 / 藍色

　名 /「知恵者」

○Ralf（ラルフ） Silberglanz（ズィルバーグランツ）-輝銀鉱

　髪 / 銀

　瞳 / 銀

　名 /「狼」

○Hnna（ハンナ） Kristall（クリスタル）

　髪 / 赤毛

　瞳 / 茶

　名 /「惠」

○Bianca（ビアンカ） Raven（レブン）-黒

　髪 / 黒

　瞳 / 黒

　名 / イタリア語で「白」

　＊家柄の問題で宝石名ではなく、国も違う

○Wilhelmina（ヴィルヘルミナ） Jade（ヤーデ）-翡翠

　髪 / 萌黄色

　瞳 / 萌黄色

　名 /「意志、兜」

○Alexia（アレクシア） Amethyst（アメティスト）-アメジスト

　髪 / 深いヴァイオレット

　瞳 / 赤茶色

　名 /「補助者」

　＊おそらく英語では“Alexa”でAmazonの「へいアレクサ！」のアレ。

○Otto（オットー） Diamant（ディアマント）

　髪 / 金色

　瞳 / 碧色

　名 /「豊かさ」

○Schwache（シュヴァッヘ） Diamant（ディアマント）

　髪 / 金色

　瞳 / 碧色

　名 /「弱い者」

○Oliver（オリヴァー） Diamant（ディアマント）

　髪 / ダークグリーン

　瞳 / ダークグリーン

　名 /「小さな妖精の戦士」

○Arndt（アルノルト） Diamant（ディアマント）

　髪 / 金色

　瞳 / 碧色

　名 /「鷲のごとき支配者」

＊＊＊その他＊＊＊

●アダマス教

　ディアマントに祝福を与えた神の教義。シュタイン王国の国教。

　ダイヤモンドの語源で「征服されざる者」の意。

●アウレウス教

　ベルンシュタインに加護を与えた神の教義。

　古代ローマの金貨で、ラテン語で「金」の意。

●シュタイン王国

　「石」の意。

●ミヌーレ王国

　フランス語で「鉱石」の意。

　＊隣国なのでフランス語

○Dummheit（ドゥムハイト） Diamant（ディアマント）

　魔女狩り当時の国王

　名 /「暗愚」

○Kriegs（クリークス） Diamant（ディアマント）

　アダマス教が最初に祝福を与えた人物

　名 /「戦争」

○|Flughöhe（フライハイト） Bernstein（ベルンシュタイン）

　アウレウス教が最初に加護を与えた人物

　名 /「自由」

○Rommy（ロミー）

　エルザの侍女

　名 /「薔薇」

　＊アレクシアの宮殿は「薔薇の宮殿」なので

＊＊＊あとがき＊＊＊

　上記のとおりネーミングはいろいろこだわってみました。続編で素直ではないシャルフがエルザとすれ違ったり、怪しさ満々の主教がなにか企んだり企まなかったり、追放されたアメティスト家が挙兵したり……といろいろ書きたかったですが、これにて完結（打ち切り）です。機会があれば書きたいな。