定義の線引き

がとても人間味あふれていることがとても印象的な作品でした!
何を以て人と呼ぶのか、何を以て人と呼びたくなるのか、誰しもが頭を過ぎったことがあると思われる問いの一つの示し方が描かれているように思えました!

表現の中で、結婚を模倣したしという表現がとても魅力的に感じました!
結婚をしたし、ではなく模倣と入れる配慮。
そして語り手の中で線引きをしないという思慮は個人的に人間味が溢れているととても感じさせてくれるモノでした!
1600字という短い中で綴られるからこそ明確に締めを定義する必要がある中で、最後に祝福ともってくる流れはとても美しいです・・・!
余韻を噛みしめつつも、この物語はこれで終わりなんだな、そう感じさせてくれる短編、みなさんも覗いてみてはいかがでしょうか?

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