「立場」と「身分」に縛られた中世社会を強弓でブチ抜く主人公が爽快痛快

歴史の教科書に載っているようなガッチガチの身分社会を武勇でこじ開けていく源八郎為朝の俗世離れした感性が物語を面白くかき乱していて読んでいていて飽きません。
俗念塗れの坊主、小人ばかりの公家、自己中で野蛮な武家を相手に大立ち回りをしてくれるであろう為朝には期待しかありません。
鎧八領を射通すような爽快感と自分を貫く八郎の奔放な振る舞いを存分に楽しんでます。

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