貴族令嬢が繰り広げるサスペンスラブコメディ!

この物語の主人公アマーリエは序盤、「皆から好かれたい」と願い、常に無理して愛想良く茶目っ気たっぷりに振る舞っている。しかしある日彼女は、ひょんな事から絶望してしまい、星に向かって祈る。すると、次の朝、彼女の意識は何者かとすり替わっていたのだ。
髪の色も性格も変わってしまったアマーリエを見、学園の同級生共だけでなく、身内の連中までもが、彼女を腫れ物扱いし始める。アマーリエ本人はというと、前の意識の主が無理をしていたことを、どういうわけか知っていたので、如何にも令嬢らしく振る舞う。そして彼女は次第に、この世界がいつか読んだ小説の世界だという事を察していく…。
アマーリエは姉のエヴァ殺害を企む者の魔の手に逸早く気が付き、対策を講じるが、犯人は解らない。家付きのメイド、料理人、もう二人いる姉、母親…様々な人物が犯人として浮上するが、それ以上は予測が付かない。そしてアマーリエの同級生であり、家族ぐるみの付き合いをしていたロベルトもまた、友人達と共に、独自で動き出す。
果たしてアマーリエは無事、彼女達を狙う下手人を突き止めることが出来るのであろうか⁉