今までギャグ系や勘違い系は苦手だったけどこれは普通に面白く魅入り一気読みしてしまった。感想書くのは初めてで言葉に表すことが難しいけど
何個かあるいいと思うところをあげるとするならば
本人以外のキャラが都合良く解釈してどんどん成り上がって行く系かと思ったら
そうではなくて、14歳という若さでその年相応の言動も多く見られ同年代からしたら確かになと思うから感情移入しやすく見やすいところが1つのポイントなのかなと思います
他には本人が自分に力がないことをわかっていながら遥かに格上の存在に怯えているのに逃げずに立ち向かって自力で答えを見つけ出して解決していくミステリーや推理要素も含まれていてとても面白い。もちろん力がないから戦闘なんて全然していないけど相手を倒さない理由が優しいからや見逃された、倒すことは主人公が望むような人ではないと周りから解釈されて悪魔サイドからも信用されていくのが勘違い系ではあるけど本人の努力の結果があってこその評価だから違和感があまり少ないし自分じゃ到底太刀打ちできない相手に対して逃げずに最善を尽くす主人公を見ているとこれから怖いことがあっても立ち向かう勇気が出てくるそんな作品でほんとに感動しました。続きがものすごく気になる素晴らしい作品です
これまで5年間カクヨムの作品を見続けていますが今まで読んだ中でも1.2を争うほどの神作と言っても過言ではありません
ぜひ読んで見てほしい
まず主人公に十四歳の何の力も持たない女の子を据えた所に、作者様の慧眼が光ります。同じ年代の読者を対象にした作品である、とここで宣言している訳です。無類の力を持つ聖女である母親に対し、特別な力を何も持たないという設定、更に加えて、高潔という訳でも無く、割と俗っぽい本当にごく当たり前の女の子として描かれているのも、読者の共感を得やすく感情移入しやすい様になっていて、中々に計算高いなぁと、感心するばかりです。
そんなごく普通の女の子が、ともすればダークファンタジー的な展開に成り得る魔物退治の世界に放り込まれ、さぞ凄惨な内容になるかと思いきや、蓋を開けてみると、昔懐かしの少年少女探偵ものの香りのする、ミステリーとしての要素を含んだ内容で、これだけ様々なジャンルの要素をぶち込んでおきながら、一切の矛盾を感じさせない一つの作品としてまとめ上げているその手腕に、ただただ驚かされます。
幅広い読者層を視野に入れながら、どの要素も決して薄味にならず、読み終えた後、ずっしりとした満足感を得られる、今迄に無い野心的な試みを持ったこの作品。
正直☆三つでは足りない、五つ位付けたい、と思わせる素晴らしい内容です。未読の方は是非読んでみて下さい。一粒で幾通りの味わいを楽しめる非常にお得感満載の作品ですよ!
と、タイトルに書かせて頂くほど、目茶苦茶どハマリしてます。
新エピソードが待ち遠しい余り、発表されるまで全話、ずっと読み返してるので「峠の白狼」編とかやり取り暗記しちゃったくらいです(汗)
新作のお知らせを確認したときが、今の私の日々で1番テンション上がるときです!
この作品の魅力はいくつもありますが、全部書くときり無いので、代表的な物を下記にて。
1・主人公のキャラクター
主人公のメリル・クラインちゃん、とにかく腹黒いです。
自分さえ良ければいい。周りを基本見下してる。
いかに楽して生きていけるか。
……活字にすると主人公とは思えませんが、これがとっても魅力的!
全く嫌味にもましてや不快にもならない。
逆に可愛らしささえ感じる……
なんで?と思えるけど、やっぱり可愛いし面白い子なんです!
2・構成や描写が素晴しい!
1で書いた点が不思議と全く不快にならない。
生き生きとした作者様の描写によって、クスクス笑いながらスッと感情移入出来ちゃうんです。
その性格によって、周囲を派手に巻き込みつつも最終的にはみんながハッピーエンドになる所なんて、時には感動したりもする。
でも、主人公の下衆なスタンスは変わらない。
本当に何度読み返しても(凄い……)と溜め息つくような上手さです。
真似しようものなら絶対大火傷だよね……(汗)
3・周囲のキャラクターが魅力的。
メリルちゃんのお母さんや、外の悪魔祓いの人達。
味方(?)の存在等々、誰が主人公でもイケそうなくらい。
4・ギャグが笑える。
メリルちゃんの一人称がとにかく笑える……
もうハチャメチャじゃん!と思えるパワーで、吹き出しそうになるので、今はこの作品は絶対に職場では読まないようにしてます。
車の中か家!
これでもまだ書き足りませんが、レビューじゃなくなりそうなので、このくらいに。
とにかく絶対読んで損しないので、是非ご一読を!
追記:書籍化決定おめでとうございます!
世界最強の聖女を母に持ち、『聖女をも超える聖女』としてチヤホヤされ続けてきたメリル・クライン。14歳の誕生日に初めての悪魔祓いに出向いた彼女は、そこである重大な真実に直面する。彼女には母のような悪魔と戦う力が存在しなかったのだ!
目の前には自分を睨みつける悪魔、後ろには期待の目でメリルを見る同行者たち……この絶望的な状況で彼女は起死回生のアイデアを思いつく。口八丁で目の前の悪魔の無実を証明できれば、戦闘を回避できる!
表向きは綺麗ごとを並べながら、腹の中では自己保身しか考えてないメリルのキャラがとても良い。結界で悪魔を閉じ込めたフリをしつつ「ハリボテの結界が破れてこの悪魔が新たな被害を出そうが、そんなのは私の知ったことではない。コネで免状を出した教会の偉い人が悪い」なんてとんでもないことを考えるかなりの腹黒っぷりだ。
終始こんな感じで嘘とハッタリを積み重ねその場しのぎを続けていくメリルだが、なぜかこのハッタリが意外な真実に繋がっており、結果的に周囲から認められていくというストーリーも大変面白い。クセのある魅力的な主人公と捻りの効いたストーリーが織りなす完成度の高いファンタジーだ。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=柿崎憲)