感情について考える

読んだ時期的にウィッシュを観たあとだったので、入り込みやすく味わい深い作品でした。

冬が寒いけど、寒さを知っているおかげで室内のあたたかさや春の嬉しさが際立つ、みたいな

「あまり望ましくないのでは」「こんな感情、ない方が幸せなのでは」と思ってしまうような感情について、「いや、それを感じるのは良いことだよ」「その感情も大切だよ」的に考えるきっかけみたいなのをくれました。

例えば作中では喪失の悲しみと愛情を説いている。感情というのはその人だけのもので、それを自分と切り離せないもの、それがある状態をよしとできる考え方で生きていこう、みたいな前向きなメッセージ性を感じ取れました。

こんな風に考えるきっかけをくれたり、前向きな気分にしてくれるような作品は素敵だなと思います。好きです。

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