概要
古都に響く迎え鐘の美しい音色によって蘇る、封印した幼い日の悲しみ。
幼い日のリョウと小春。六道さんの境内の隅で小春が歌う京都の通りの数え歌。
まるたけえびすにおしおいけ あねさんろっかくたこにしき・・・・・・
「なあ、もう泣かんとって、お願いやから。お祖母ちゃんおらんようになって寂しいねんやったら、小春がリョウちゃんとずっと一緒にいてあげるし。なあ、お願いやから泣かんとって」
小春の澄んだ歌声が遠い記憶を呼びさます。
まるたけえびすにおしおいけ あねさんろっかくたこにしき・・・・・・
「なあ、もう泣かんとって、お願いやから。お祖母ちゃんおらんようになって寂しいねんやったら、小春がリョウちゃんとずっと一緒にいてあげるし。なあ、お願いやから泣かんとって」
小春の澄んだ歌声が遠い記憶を呼びさます。