真っ白なキャンバスに必死で
透明感のある顔立ち。
このキャッチフレーズは言い換えれば特徴がない、ということだ。確かに可愛いのだが、いわゆるテレビで活躍する他のライバルと比べるとどうしても元々の顔立ちの特徴としては見劣りしてしまう。
例えるなら真っ白なキャンバス、何もないだだっぴろい空間。
当初はそれ故、病人か幽霊役しかできないと言われたこともある。
だがそこに彼女は必死に色を塗り、花を植え、誰もが驚く庭園を作り上げた。完成品を初めて見た人はきっと知らないだろう、元々は何もない空間にここまでの美しい庭園へと変貌を遂げるまでにどれだけの挫折と努力があったか。
美人は3日で飽きるというが、雀百まで踊り忘れず。浜辺美波は培ってきた技術を携え、どうすれば笑顔、恐怖、シリアス、これらを鮮やかに表現できるかを知り尽くしている。元々あったものは微調整できないが、自分で作り上げたものは修正ができる、そして可能性も無限だ。
これからの彼女の活躍が実に楽しみである。
あなたが知ってる浜辺美波はせいぜい2割 木沢 真流 @k1sh
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