ある恋の終わりについて

鴻 黑挐(おおとり くろな)

ある恋の終わりについて

 ある日の夕方、奥多摩へと向かう山道で交通事故が発生した。男女を乗せたワゴン車がカーブを曲がるトラックの荷台に接触し、ガードレールを突き破って転落するという痛ましい事故だった。

 その事故は夕方のニュースで一分ほどの尺を割いて報じられ、翌朝の朝刊に小さく掲載され、ほとんどの人間からは「気に留める価値もないニュース」として忘れ去られていった。


 「唄羽うたはが、連れ去られた……?」

火村ほむら たけるは愕然とした。事故の知らせを受けた武が屋敷を出立しゅったつし、ふもとの病院に着いたのはつい先ほどの事だった。

「はい。トラックに車が跳ね飛ばされた後、男が数人がかりでドアをこじ開けて……。あっしも反撃はしやしたが、なにぶん多勢に無勢で……申し訳ございやせん」

火村家の運転手――薬研やげんが苦虫を噛み潰したような表情で武に告げる。

「そんな、なんで唄羽が!」

「落ち着いて下せぇ武坊ちゃん。病院でございやすよ」

事故を起こしたワゴン車は、唄羽とその同級生たち合わせてを乗せて火村屋敷がある奥多摩に帰る途中だった。

「唄羽お嬢ちゃんのご学友方が、後遺症の残らない程度の軽傷で済んだのが不幸中の幸いですかね」

「唄羽……」

武が走り出そうとするのを、薬研が腕を引いて制止する。

「唄羽お嬢ちゃんの事は、我々が死力を尽くしてお探しいたしやすから」

薬研はそこで言葉を切った。

 火村武は膨大ぼうだいな不可視の力――霊力れいりょくの持ち主である。向かうところ敵なしと言っても過言ではない彼を戦力として、あるいは更に強力な戦士を生み出す『種馬』として狙う者も少なくない。

 仮に唄羽を連れ去ったのが武を誘き寄せるための罠であるとすればどうだろう。それに武が乗ってしまえば、唄羽だけでなく武も失われる事になりかねない。

「武坊ちゃん、どうか早まらずに」

薬研としても苦渋の決断であった。

 彼の発言の意図を汲んだのだろう。武は拳を握りしめて頭を下げる。

「ああ……。頼む」

やっとの思いで絞り出せたのは、その一言だけだった。


 手奈土てなづち 唄羽が見つかったのは、それから三日後の事だった。


 火村屋敷の蔵。土の床にむしろと布団が一枚敷かれている。

「唄羽……?」

布団の上にいたのは、大凡おおよそ人間とは呼び難い形状の生命だった。

 手足は根本から切り落とされ、乳房はあばらが見えるまでに削り取られている。髪もすっかりなくなって丸坊主だ。全身の皮膚が焼けただれて癒着ゆちゃくしており、鼻だった穴と口だった隙間から微かに息をしている。果たして三日間でどのような苦痛がこの少女に与えられたのだろうか。

――たけさん!――

 豊かな栗色の髪も、こぼれ落ちそうな瞳も、鈴の鳴るような声も。唄羽を唄羽たらしめていたものは全て失われてしまった。残ったのは、両腕で抱き抱えられる大きさの肉塊だけだ。

「見つけた時は、これよりひどかったんだぜ。……信じられるか?これでまだ持ち直した方なんだ」

浅葱色あさぎいろの羽織を羽織った鷲鼻わしばなの青年が、感情の抜け落ちた声で呟く。

清森きよもり。お前、助けに行ったんだろ」

「そうだよ。車を夜通しかっ飛ばして、車ん中でも寝ないで治癒ちゆ祝詞のりとをかけ続けて……」

「それで、これか。この有様か」

問いただす声からは一切の感情が欠落していた。うつろに見開いた目には光はなく、その視線は清森に向かっていた。

「持ってんだろ、治癒ちゆ呪符じゅふ

武がよろよろと清森に歩み寄り、胸ぐらを掴む。

「治せないのかよ⁉︎なあ⁉︎」

「試したよ!」

清森が叫ぶ。

「でも、無理だった……。ありったけやって、ダメだったんだよ……」

清森の声が震えてか細くなっていく。胸ぐらを掴む武の手にしずくが落ちた。

 武の足元に、筆文字が書かれた半紙が滑り込む。

『そもそも、治癒の呪符は自然治癒力しぜんちゆりょくをものすごく早めるものですからね。重篤じゅうとくな傷を跡形もなく治すには奇跡きせき……瑞獣ずいじゅう家クラスの霊力でないと厳しいでしょう』

「右手さんまで……」

蔵に棲むモノノケにして生き字引の彼(?)が言う事ならば間違いはないだろう。

「じゃあ、その瑞獣家クラスの人間なら唄羽を治せるのか」

「い、いや……」

清森が口ごもる。

「何だよ、言いたいことがあるならはっきり言えよ」

胸ぐらを掴む手の力がいっそう強くなる。普段の武からは想像もできないような荒れ方だ。

「やけどが、さ」

清森が口を開く。

「火でめちゃくちゃに焼いた後、何かの薬品をかけたみたいで。かなり複雑なやけどだし、失血もひどいし……」

清森の瞳が揺れている。

「生きてるのが奇跡なくらいなんだよ、マジで……」

土蔵どぞうに清森のすすり泣きが響き、そこに唄羽のかすかな呻き声が重なる。さながら地獄の合唱団のような光景を武は呆然と見つめていた。


 永遠にも思える時間が過ぎた後、土蔵の扉を叩く音が響いた。

「武坊ちゃん」

「薬研か」

手奈土てなづちの方々がいらっしゃっておりますが」

訪問してきたのは唄羽の母親とその親類、ざっくりいえば手奈土家の一族だろう。

「今行く」

武が蔵の扉を押し開ける。重い鉄の扉だ。

「いや、武坊ちゃんは唄羽お嬢ちゃんのそばに……」

扉が開き、隙間から見えた武と視線が合った。薬研がその顔を見て言葉を失う。

「俺は。……手奈土の婿は、俺、だから」

武の両頬が涙で濡れていた。大粒の涙を流しながら、歯を食いしばって、それでも視線はまっすぐ前を向いていた。

「相も変わらず、泣き虫でございやすなぁ」

屋敷の母屋へと向かう武の背中を見送り、薬研は誰に言うでもなくそうこぼした。


 武が広間に入ると、母屋の広間には重苦しい空気が充満していた。

「ハア……。武くん、よう寝られはったみたいですなぁ?」

着物姿の女性――唄羽の母、美卯みうが苛立った口調で投げかける。普段は上品な婦人そのものなのだが、今は髪も着物も化粧もヨレヨレで見る影もない。

「一番最後とはずいぶん呑気ね。何か、私らに言う事があるんじゃないの?」

美卯の隣にはフォーマル服を着た痩身そうしんの女性――唄羽の叔母、れんが座っている。彼女もきつい口調ではあるが、これは生来のものだろう。

「あ、どうも……」

蓮の後ろではヨレヨレのスーツを着て髪を括った青年が居心地悪そうにうつむいている。唄羽の従兄弟で蓮の長男、帆斗はんとである。

 美卯の夫は死別、蓮は未婚の母。広間にいる三人が、唄羽を除く手奈土本家の人間全てだ。

 武が手奈土家の面々の真向かいに正座する。

「この度は……」

「唄羽に会わせてくれへんか?」

武の言葉に美卯が被せてくる。

「唄羽は……唄羽は今どこにおるん?」

「庭の土蔵に」

「ほな案内してぇな」

「それはできません」

「何でや?」

美卯の問いかけに武が口ごもる。

「実の母親が、お腹痛めて産んだ娘に、何で会われへんねや」

容体ようだいが……」

「誰のせいやと思てんねん‼︎」

美卯の叫びが部屋を揺らした。

「うちはなぁ、武はん。アンタを信じて、アンタら火村んとこなら安全やと思て、命より大事な、大事な娘を預けたんですわ。せやのに、せやのになぁ……」

美卯が懐から黒い短刀――守護刀まもりがたなを取り出す。

「死ねっ!アンタら全員死んでまえっ!唄羽の百万倍、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、一族郎党地獄の底で……」

守護刀を畳に繰り返し突き刺しながら、髪を振り乱して喉が枯れんばかりに叫ぶ。そのまま美卯は床に崩れ落ちた。

「ああ……何でや音羽おとはも唄羽も……。嫌、嫌、嫌ーっ!」

蓮が半狂乱で泣き喚く美卯の背中をさする。

「かわいそうに……。でも、これで次の当主はうちの帆斗で決まりね」

蓮が喜びを抑え込みながらそう言った。

「いいえ。当主は唄羽です」

武が間髪を容れず返した。

「聞いた話だけど、あの子もう死にかけてるんでしょう?当主の仕事なんて無理でしょ」

「俺がの気を唄羽に流し込み続ければ生命維持はできます」

蓮が苦笑する。

「ああわかった。アンタ手奈土を乗っ取る気なんだ!意思疎通のできない人間をお飾り当主にして、ウチの資産をせしめ……」

「俺には」

武が口を開く。

「唄羽の声が聞こえます」

理解の範疇はんちゅうを超えた返答に、蓮はたまらず絶句した。

「なので俺が唄羽の目に、口に、手足になります」

「き、気でも狂ったの⁉︎」

「いいえ」

武が虚ろな目でまっすぐ蓮を見据えて、静かに微笑んだ。

「俺は、手奈土の婿むこですから」


 それから二年後。八月吉日、手奈土家当主の結婚式がしめやかに執り行われた。武二十二歳、唄羽十八歳になっていた。

「アレが当主?」

「気色悪いなぁ。よくあんなん人前に出せるわ」

「旦那も旦那や。アレ抱けるんかいな?」

「どうやろ。何でも四六時中ご当主さんにベッタリらしいしな」

祝詞奏上のりとそうじょうの裏で、招かれた分家筋の連中が口さがない事を囁き合う。専ら唄羽の容姿についての陰口だ。

「ひどい人たちだね。唄羽、こんなにカワイイのに」

武が横に置かれた白無垢に話しかける。

『もう、たけさんったら』

唄羽の返答は武の頭に直接響いた。

 守護刀まもりがたなを通じて、あるいは肌と肌とで触れ合って。唄羽の声を聞けるのは武だけだ。

 新婦新郎の前に杯が置かれる。

「では、三献さんこんの儀を」

神主に促され、武が杯に口をつける。

「ほら、唄羽」

杯を持ちかえ唄羽の口元に添える。

『ありがとうございます』

「いいんだよ」

体はおろか目線を動かす事さえもできない唄羽にとって武だけが外側との唯一の接点。武はそんな唄羽に、全てを捧げて献身していた。


 手奈土家の結婚式と披露宴が終わり、京都某所の小料理店ではささやかな飲み会が開かれていた。

「では、武の結婚と」

東北を統括する水面みなも家の当主、守ノ神もりのしん

「二人の幸せを願って」

中国・四国を統括する木戸きど家の当主、清森きよもり

「「乾杯!」」

「かんぱーい」

そして本日の主役、武。同年代の男子三人の気兼ねない二次会である。

「いやー、しっかしよく持ち直したよ唄羽も」

清森が涙ぐみながら言う。

「うん。今は数時間くらいだったら離れても大丈夫そうだよ」

清森の手元には冷えた生ビール、守ノ神は雪冷え(5℃前後)の日本酒。対して武はお冷しか飲んでいない。

「武は飲まないのか?」

守ノ神が武に徳利とっくりを勧める。

「いや。唄羽に何かあった時、手元が狂ったりしたら怖いし」

「そうか。愛しているんだな、唄羽を」

守ノ神も妻帯者。思う所があるのか一人で頷いている。

「愛してる、って言えばさ」

武が切り出した。

「ん?」

清森がビールをあおりながら相槌を打つ。

「子供欲しいって言ってるんだよ、唄羽」

清森がビールを吹き出した。

「ちょ、おま、気が早くない⁉︎」

「咽せながら突っ込んでる。器用だな清森」

「うるせーぞ守ノ神!」

酒の入った二人がじゃれている横で、武は話を続ける。

「医者からは“母子ともに無事に産まれる可能性はほぼ無い“って言われててさ」

「うん」

「でも、唄羽は“当主として自分にできる事は、もうこれくらいしか残ってないから“って。“産みたい“って譲らなくて……」

「本人の意思を尊重すりゃいいだけの話じゃんか。何をそんなウジウジ悩んでんだよ、武」

清森が頬杖をついてジョッキを傾ける。

「怖いんだよ」

武がポツリとこぼした。

「怖いって、唄羽が死んじゃうのが?」

「違う」

武の持つコップにさざ波が立つ。

「子供が産まれて、唄羽が死んじゃったらさ。俺、産まれてきた子を殺すと思うんだ」

「こ……殺すってお前、自分の子供だろ⁉︎」

清森が眉を顰めてカウンターを叩いた。

「だって、子供を産んで唄羽が死んだら、子供は唄羽を殺した仇だろ」

武は、まるで時計を読むような軽さでそう言った。

「俺は、唄羽にこれ以上自分を犠牲にしてほしくないんだ。唄羽が天寿を全うするその時まで、ずっと二人で……」

管を巻く武の頭に平手が直撃する。

「も、守ノ神……」

 椅子から転げ落ちた武に、仁王立ちの守ノ神が冷ややかな視線を向けていた。

「武。なーにうだうだうだうだあぐだれで(悪態をついて)。おだつ(調子に乗る)なや」

 守ノ神の凍りついた声を聞いた清森は、そっとトイレに消える。

「守ノ神ガチギレしてるじゃん。やば……」

守ノ神が故郷の宮城弁で話す時は、大抵が外面を良くする余裕も無いほど激怒している時だ。

 武が二の句を継ぐ暇も与えず、守ノ神は説教を続ける。

「おめ(お前)唄羽がどんだげりぐづわれ(ばつが悪い)思いしてっか、わがんねべど(わからないだろう)。用足すのもしとん(一人)ででぎねで、日なが一日ひど(他人)かしぐ(働く)の見でるだけだぞ」

次第に守ノ神の語気が荒くなっていく。

「んだごって(それなのに)おめ、唄羽からわらす(子供)産むこどまでとっけす(奪う)んか⁉︎なあ!」

武は何も言わず、じっと床を見つめている。

「……オレからも頼むよ」

トイレの扉が開いた隙間から清森が顔をのぞかせた。

「唄羽はさ。自分一人じゃ体を動かすこともトイレ行くのもできないんだよ。武以外に話し相手もいなくて、みんなが働いてるのを見てる事しかできないんだぜ?一番悔しい思いをしてるのは唄羽じゃないのか?」

「俺がそばにいれば……」

「二十四時間ずっとは無理だろ」

武の反論を清森が切り捨てる。

「なあ、武。子供を産む――次の世代にバトンを渡すってのはさ。今の唄羽に唯一出来る、当主としての仕事なんだよ」

清森が扉を開け、武のもとに歩み寄る。

「その仕事まで、唄羽から取り上げないでくれよ」

清森が両手を武の肩に置く。武が小さく頷いたように見えた。


 唄羽と武の結婚生活は一年と保たなかった。

 明くる年、八月の頭。唄羽は男女の双子を産み、十九年足らずの短い生涯を閉じた。


 京都市街にある手奈土てなづちの屋敷。門の前では家紋が入った提灯ちょうちんがぼんやりと光を放っている。

「誕生日が命日になるなんて。神様も意地悪だね」

守ノ神の妻、桜子さくらこが唄羽のひつぎに寄り添う。

 桜子の母、金崎かんざき さきは唄羽の叔母であり、唄羽と桜子はいとこ同士にあたる。

「唄羽……。こんなに小さくなっちゃって」

棺を撫でる手が、小さな違和感に気づいて止まった。震える手が棺の窓を開く。

 棺はからだった。

「シンくん!」

桜子が守ノ神を呼ぶのと同時に、彼は屋敷から飛び出した。


 京都市街地を見渡せる山中さんちゅう

「ちょっと揺れたかな。ごめんね、唄羽」

武はそう言って、地面に唄羽の亡骸なきがらを横たえた。

「大丈夫。俺が、ちゃんと送ってあげるから……」

喪服のハンマースペースから黒い守護刀まもりがたなが出てくる。

「『炎よ、手奈土唄羽の肉とたましいことごとく』……」

守護刀まもりがたなに纏わせた炎に、水の矢が突き刺さる。

「やはりここにいたか」

「守ノ神……!」

武が背後に立つ守ノ神を睨みつける。

「ひどい顔だな、武。死人しびとのようだぞ」

邪魔じゃまするな!」

武が守護刀まもりがたなを振りかぶると、二発目の矢は武の右肩を射抜いた。

「唄羽を渡しなさい。とむらいをしなければならないんだ」

「必要ない。唄羽は俺が送り届ける」

武が守護刀まもりがたなを左手に持ち替える。三発目の矢は左肩をかすめた。

「唄羽だけの話ではない。弔いというのはな、故人こじんと縁のあった全ての人のために行うものなんだ。だから……」

「俺は認めない!」

武が唄羽を抱き寄せる。

「唄羽はなあ!他人のために生きて、他人のために死んだんだ!二十歳にも届かない人生の中で唄羽の自由になる事なんて何一つなかった!」

武の両腕が唄羽を固く抱擁ほうようする。

「なのに、死んでもおいえのために働けっていうのかよ!最期さいごくらいは唄羽だけのモンにしたっていいじゃないか!」

「武……」

守ノ神が武に歩を進める。

「だから。だから、俺らの事はもうほっといて……」

 ミシリ、ときしむ音がした。

「あ」

守ノ神が武の腕をこじ開け、唄羽の亡骸を取り上げる。

「返せ、返せよ」

追い縋る武の足に水の矢が突き刺さる。

「返せよ!なあ!」

雨の雫が地面を濡らし、やがて豪雨となる。

「“武は体調不良で寝込んだ“と伝えておいてやる。葬式を挙げるのが嫌なら、一人で勝手にしのんでいろ」

守ノ神が武に背を向けた。

「そうじゃねえ!おい待てよ守ノ神!」

武が叫んでも守ノ神の歩みは止まらない。

「待って……。俺をおいてかないでくれ、唄羽……」


 少女の亡骸が遠ざかっていく。男の慟哭どうこくは雨音に混じって、消えた。

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