誰かの、そして誰にでもある日常が愛しくなる作品

職場や同じアパート、マンション、そしてご近所さん。
そんな身近に必ず生活されてるんだろうな……と言うくらい、身近な主人公。
そして、身近な出来事たち。

超常現象や非日常、秘めた過去、ドラマティックなスレ違い……そんな要素はありません。
文字通り「自分やご近所、同僚の誰かの物語」
でも、そんな「当たり前の日常の風景」が心にジワジワと暖かく染み込んできます。

それは食事の描写であったり、主人公の朝起きたときや、職場、休みの日の過ごし方。
そして恋。
でも、その恋もライバルとかが出るわけでもなく静かに流れていく。

それでも読んでいて毎エピソード事に感じる物があるのは、作者様の優れた描写があるからこそ。

読んでいると、自分の普段は雑に扱っている日常をもっと愛してあげたいな……と思わされます。
日常って、普通ってこんなに愛しいものなんだ……って。

こんな素晴しい作品がもっと評価されますように。
もっと沢山の方に知ってもらえますように……
そんな願いを込めてレビューさせて頂きました。

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