黒眼の悪魔

家族思いの少年、赤羽弘人（あかば　ひろと）はある日、倫理観の狂う病気、黒目病に感染し、地下都市に追放されてしまった。東京の真下に広がる都市に住んでいたのは、理性のない狂った患者ばかり。彼らはいずれ必ずやってくる死におびえながらも、強盗、女、殺人など自分のしたいことだけばかりをやってきていた。
毎日戦いが行われる血みどろの場所で、弘人はフランス人ハーフのマティアスという青年に出会う。弘人はマティアスの力を借りて、地下都市で家族のためにお金を稼ごうと決意する。賞金首を追う中、弘人は人殺しを嫌がりつつも覚え、戦い方も身につけていく。

だが、二人が拠点を変えようと新しい家を探していたとき、女子高生、畑中五十鈴が襲われているのを発見。彼女を助けると同時に、五十鈴が黒目病に感染していないことを知る。
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