ホラー短編の最高峰

夕方の墓地にやって来て、死者と会話させてくれるという怪異。
喪服姿に眼鏡をかけた男は、死口仲介任の黄昏だと名乗った。

双子の兄は、死んだ弟と話すため仕事を依頼することになる。
弟の不可解な死因や兄弟の感情が複雑に絡み合っており、最後は息を呑んだ。

一万以内という決まりがありながら、満足感は格別です。
読了後の余韻も素晴らしく、所々の仕掛けにぞっとさせられました。

他のレビューにもありますが、是非シリーズ化していただきたい。

独特な世界観が最高でした。

このレビューの作品

死口仲介任