230年後の圧巻の世界観でAIのあり方を問う、完璧なSFミステリ!
- ★★★ Excellent!!!
230年後の、人々が皆AIに支えられて生きている時代。その作り込まれた世界観に圧倒されます。
ミステリとしての謎は「ご主人を否定することはないはずのAIが、なぜご主人の好む桜を嫌うのか」。この謎がラストで明かされたとき、深い感動が訪れます。
さらにリーダビリティーも極めて高く、頭から終わりまで読みやすい!
10000字以下に抑えられているとは到底思えない満足度でした。