230年後の圧巻の世界観でAIのあり方を問う、完璧なSFミステリ!

230年後の、人々が皆AIに支えられて生きている時代。その作り込まれた世界観に圧倒されます。

ミステリとしての謎は「ご主人を否定することはないはずのAIが、なぜご主人の好む桜を嫌うのか」。この謎がラストで明かされたとき、深い感動が訪れます。

さらにリーダビリティーも極めて高く、頭から終わりまで読みやすい!

10000字以下に抑えられているとは到底思えない満足度でした。

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