シリーズ第1作『少女探偵・小林声と13の物理トリック』に続く、面白すぎる本格ミステリ。
笑いあり、悲しみあり、恐怖あり。物理トリックに酔いしれつつ、感情までも揺り動かされます!
今回は探偵の鏑木は登場せず、代わりにワトソン役は高校生の美里ふみ香が務めます。彼女は思いやりがあって、本作のなかでは稀有な常識人(笑)
しばらくすると登場するのが、小林をライバル視する浪速のエルキュール・ポワロ、白旗誠士郎。初めは変人すぎて驚かされましたが、お話が進むにつれて彼の人情味に惚れてしまいました!
とにかくキャラがよくて、読みやすくて、トリックは本格!そんなミステリ小説です!