異世界転移、転生の事業化の果てに起きそうな妙にリアルなお役所仕事。

異世界転移や転生が国の事業として確立された未来の話。カタリナを通じ事業の仕組み、システムなど丁寧に知れました。

転生できるか否かを数値として定められ、規定数値内に収まらねば否として通知、合とされても、死への恐怖などから転生を辞退する方もいる。実際、現実で事業として存在したとしてもあり得そうな判断だなと感じました。

政治的観点から重要度が高い人物などは異世界へ渡れる確立は低いなど、異世界とも駆け引きを行っているのは妙にリアルですね。

クロスがこの職に就いている理由は、天道院を待っていたからなのでしょうか。勇者の十字架というタイトルから、クロスが異世界で勇者と呼ばれていたのか。本当の主人公はクロスなのでしょうか? カタリナも知らないミュートロギアの神樹とは一体なんなのか?


まだ疑問も多いですが、今後も楽しみにしながら読ませていただきます。

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