補遺
キーツさん本人による「ネガティブ・ケイパビリティ」の定義―補遺
きょう読んでいた本にたまたま、キーツさんがネガティブ・ケイパビリティを定義している文が出てきたので、引用しておきます。消極的能力=ネガティブ・ケイパビリティです。「フランツ・カフカは、あの能力を――詩人キーツが消極的能力と名づけて、ある手紙のなかで次のように定義したものを――ことのほかそなえていた。つまり、『……理性を働かせて、あれこれ解明につとめることなしに、不安と神秘と疑義のなかにとどまっていられるという能力』である。」* ということだそうです。「なるほど!」とは、もひとつならないですね。不安と神秘と疑義のなかにとどまっていられる能力って、どんな能力なんでしょうね。
*フランツ・ブライ『同時代人の肖像』
はじめての詩を書くまでの日記 ポイステ @poiseute
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