私、もう疲れたんだ ~結~

「律さん、ほら、起きてくださいな」


 まどろみの中、身体が揺すられる。頭上からは聞き馴染みのある声がした。今は―――もう月曜日か。休みというのはどうしてこうも早く過ぎ去ってしまうのだろう―――


「はあい、起きてる、起きてま―――」

「ほら、もう寝てる、起きてるっていいながら寝てる。器用だなあ、声出しながら寝るなんて」


 律はゆっくりと身体を起こして目の前の少年を見る。その姿は既にある程度整っており、それは今さっき起きた訳ではないことを物語っていた。


「いま、なんじ?」

「七時過ぎです。ほら、昨日貴方が『これくらいには起きなきゃ~』って言ってたでしょ」

「んあーそうですそのとおりですー」


 大きくあくびをして、目を瞬かせる。段々と目に光が入るようになってきたようだ。音も鮮明に聞こえ始める。


「きよじいはさ、何時に起きてたの?」

「私は大分前から起きてたよ。なぜか身体は生まれ変わってるはずなのに五時には目が覚めちゃうんだよねえ―――育ち盛りの時期にこれではまずいとは思うんだけどね、身体が起きちゃうから」


 きよじいは自分の身体を触りながら心配そうな顔をしている。そしてすぐに「まあ切れが良くなっただけで若返った意味はあったかな」と呟いて机に向かった。


「ほら、朝食。律さん意外にも最低限の食品は揃ってたから、それらで適当に用意しといたよ。卵とソーセージと、後サラダ。食パンは欲しいなら焼くってことで―――あ、律さん焼かない派だったりするのかな」


 朝食―――最後に朝食をまともに口にしたのはいつだろう。律は記憶を遡る。今きよじいが並べてくれている食材は決して朝食用にストックしていたものではなく、なんとなく健康的に足りなさそうなものをいつでも摂取できるように用意していた常備食材みたいなものだった。

 朝は出社したくない気持ちにかられて身体が起きず、結局出社時間ギリギリまで寝てしまう。そんなことの繰り返しだった。

 こんな朝という朝を過ごしたのは久々で、既に実家に帰ってきたような暖かさを感じていた。


「さき、歯みがきしたい」律はフラフラと立って洗面所に向かった。

「ああ、そうね、口気持ち悪いもんねえ。いってらっしゃい」ときよじいが後ろから言っている。

 実家―――というよりやっぱり祖父母宅だな、と律は再認識した。


 洗面所に行くといつものように差してある歯ブラシを抜き取り、歯磨き粉とともに口に突っ込んだ。そして雑に手を動かしながら、視界は自分のものではない歯ブラシに移していった。


 きよじいはあの日からもこの家に住んでいる。律はその事実がまだ新鮮で、なんだかむず痒いような感覚になっていた。



「いやーほんとにありがとうねえ、一晩泊めてくれるだけでこっちは非常に助かるんだから」

 あの日から一日経った日曜日の朝、きよじいは荷物を整理しながらそう言った。

「あれ、そっか帰っちゃうのか」

「帰る、というか出て行くだけだけどねえ」少し寂しそうなに向かってきよじいは微笑んでいる。


「今までは年配の方が多かったからこんなことは気にしなかったけどね、ほら、年頃の女性のところに居続けるというのはやはり申し訳なく思ってね。私がいるだけで色々と不便はあるだろうし」

「お金のこととかってことかしら」

「いや―――まあそれもそうなんだけどね、こんなのを家に置いとくと、そのさ、交際相手とかが中々できにくかったりするだろう? それはこちらとしてもなんだかね、律さんの時間を奪っているような気がして落ち着かないんだよ。年配者の意見としては、だけどね」


 律は目を開き、ため息をついた後で乾いた笑いを浮かべた。


「そんなん欲しくなったらきよじいがいても作れるわよ。きっと。大丈夫なはずなの。だからきよじいが心配することなんてなんもないんだから―――心配される方が、辛いことだって、あるんだから―――」

「ええ―――」


 段々と燃えかすのようになっていく律を見て、きよじいは呆れながらも焦っているようにみえた。


「それはいいとしても、それ以外の生活の部分で不便はないのかい? この部屋は一人暮らしにしてはとても広い方だと思うけど、住人が一人増えることに変わりはないわけだし」

「んー、別に生活は大丈夫かな。私一人っ子だったけどさ、昔から従兄弟とかが結構頻繁に家に泊まりに来てたりしたの。家が近かったのと、従兄弟宅が大家族だったのもあって、面倒を見るのを助けてあげるって感じでね。だから自分の生活の中に誰かがいるってのは案外平気だと思うわ、しかもきよじいみたいな若い子ならなおさら従兄弟みたいなもんだもん」

「"じい"で若い子って頭が混乱するなあ―――」


 きよじいはそれでも居続けることを迷っているようにみえた。


「ま、お金の問題は少し気になるけどね、なんとかなるっしょ」

 律が天井を見ながら「ははは」と笑っていると、下からきよじいが冷静にツッコミをいれた。

「いや、なんとかはならんでしょう―――まあお金に関しては補助はできるよ、私一応仕送りあるし。それを使わないように頑張ってきたから貯まるものもある程度貯まってるしねえ」


 律はきよじいを二度見した。


「どういうことよ、そんな境遇なのに親と繋がりがあったの」

「私が逃げている組織があると言ったでしょう? 両親もいまやそこの一員なんだよ。でも彼らも親は親。私が組織外で何かあるのは心配らしくてね。組織を脱出するとなったときに手助けしてくれたんだよ。その援助が"脱出を助けること"と"毎月の金額の補助"、それと"偽造の身分証の提供"だったというわけでね」


 きよじいは思い出すようにして話し続ける。


「偽造の身分証に関しては、私がホテルとかにも泊まれるようにするためだろうね。中身はどうあれ身体は少年な訳で、一人でそういう所に泊まったりできなければお金があっても私は児童保護施設行きだろう。そうなればすぐ組織の人間に感づかれそうだから困るんでね、そう意味での援助だろう」


「じゃあその両親は仲間なんだ、よかったね、組織の中にも頼れる人がいて」

 律は安心したように言った。

「いや」きよじいの表情は決して明るくはなかった。


「彼らが仲間だったのはこれで最後だよ。彼らは、親として最後に援助という形で愛をくれた。でも彼らにも彼らの立場がある。だからこれで、最後だろう」

「え―――? じゃあ今親に居場所を知られたら?」

「問答無用で組織に持ち帰られるだろうね」


 律は心が締め付けられるような感覚に襲われた。


「それでもね、これだけしてくれるだけでもとても嬉しいんだよ。実際とても大きな援助だしね。彼らは、強いよ。私も尊敬している」


 きよじいはそう言って深い笑みを浮かべて見せた。それを見て律は改めてその境遇の異質さと、きよじいの底知れない強さを再確認した。

 そして改めて、決心した。


「きよじい、やっぱりうちにいなよ。この流れで言ったらお金に目がくらんだ感じになるけど、そういうわけじゃなくってさ。ほんとよ。

 私その親御さんの分まできよじいを面倒見てあげたい。ここにいるって事実を彼らが知ることはないだろうけどさ、ちゃんと安全な場所で健康に過ごさせるっていう使命は私が継いであげたい。彼らを安心させてあげたいの」


 その律の押しの強さに、きよじいは多少たじろいだ。なんて言っていいのか、自分はどうしたらいいのか、自分でもいまいちわかっていないようだった。

 それでもきよじいは一瞬目を閉じ、再び目を開けたときにはまたいつものように落ち着いた様子に戻っていた。


「そこまでいってくれるのなら、お邪魔させて貰おうかな。月額で入ってくるお金は全部入れるからね、足しにしてくださいな」

 

 ―――律はこの時、それらの額よりもきよじいの家族のことしか頭になく、後になってからその金額を知って目を丸くすることになる。それは本編とはほぼ関係のないお話。


「あ、でもきよじいもなんだかんだこれから思春期を向かえる青年な訳だしなー、私に対して変な考え持っちゃダメよ。男の人ってどれだけ歳を取っても若い女の子が好きとも言うし―――」


 律が自分の身体に手を回しながらそう言うと、きよじいはぽかんとした様子で固まった後、たがが外れたように大笑いし始めた。


「はい、はいはいそうね。わかった、気をつけますとも。ははは」


 律は、心の底から複雑な感情だった。



「じゃ、朝ごはんありがとうね、行ってきます!」


 律は朝ごはんを食べ終わった後で身支度も済まし、玄関で靴を履いていた。そのすぐ後ろにはきよじいもいる。その目はこれから会社に行く律を心配しているようなものだった。


「一昨日話したこと、覚えているかい」

「うん、大丈夫。私なりにその後も考えてみたりしたし。あのままだったらきっとどこかで頑張れなくなっちゃってたけど、今はそんなことない気がするの」


 靴を履き終わって微笑みながらふり返る律を見て、きよじいも安心したように微笑み返して「しかし」と返した。


「いいんだからね、頑張れなくなったって。またそこで頑張れることを探せば良いのだから、そうなることを避けるが故に今の場所で潰れていたら元も子もないからね」

「きよじいならそういうと思った~、分かってるよ。そこも今は大丈夫!」


 そう返す律は、きよじいからすると初めて会った日の彼女とは別人のようにみえた。しかも今日は週初めということもあり、憂鬱な人は特に沈むだろう瞬間なのに、目の前の人間は活気に満ちている。

 きよじいは「じゃ、行ってきます!」と告げるまぶしい背中に「いってらっしゃい、気をつけてね」と送り出しながら考えていた。


 彼女は、真面目だった。人に聞いたこと、言われたこと、思われたことなどをすぐに自分の中で消化しようとする。それは影響されやすい、ともとれるし、人に気を遣える、ともとれる。しかし確実に言えることは"周囲によって自分の精神状態が上下しやすい"ということだった。

 今まではきっとその悪い面によって、周囲からの厳しい言葉などに振り回されていたのだろう。それがやがて"自分はダメな人間"というレッテルになり、自分を縛っていた。でも今回はその性質により、彼女が楽になるような言葉が彼女の心と身体にすぐ染み渡ってくれたからこそ、ここまで早い快復に繋がったのだろう。

 そしてあのきよじいとその両親を思いやる言葉。きよじいは正直彼女の共感性に驚いていた。これも、きっと彼女の影響のされやすさが故なのだろう、と思うと、やはり人間の長所と短所は表裏一体なのだな、と改めて感じていた。

 きよじいはあの時自分の胸の中に駆けめぐった暖かさを、再度自分の胸に手を当てて感じようとしていた。


 きっと彼女はまたどこかで傷つくことがあり、それが彼女を大きく落とすことになるだろう。それでもきっと大丈夫、彼女の周りにいる、彼女を思いやる人間によって彼女はまた前を向ける。

 きよじいの中には、不思議とそんな確信があった。



「おはようございます」


 律の挨拶への返事は「はいはい」や「おはよー」といったぬくもりのないものばかりだった。でもこれは私に対してだけじゃない。よほど位の高い人以外には皆こんな具合だった。しかも今は月曜の朝、皆機嫌も悪い訳だ。

 それはうちのお局も同じことだった。


「あんたら早く準備しなさいよ、清掃だってあるんだから。孔田さんも、ほら」


 周りでは「全く機嫌をうちらにぶつけるなってのよね」「更年期ババアが」と悪口が飛び交っている。そういう彼女たちにも、お局にも、誰も彼も顔に笑顔はなく、全身からは嫌なオーラが漂い続けている。この状況が負のループだということはその場にいる誰もが分かっていたはずだった。


「そこ、私やっときますよ。清掃」

 

 基本的な準備が終わった後、律は先輩に話しかけていた。この箇所は普段は自分の範囲ではなかった。


―――"誰かを助けられるようになりたい"と思えるようになれば、きっと律さんはもっと成長すると思いますよ。


 律の頭にはきよじいの言葉が鳴り響いていた。


「え、でもさ、大丈夫? ここチェック項目とかも多いし孔田さん、できるかな」

「何かチェック表とかありますか? やることリストみたいなものでもいいんですけど―――それがあれば大丈夫だと思います」

「ええ―――でも孔田さん、自分の範囲でも時々見落としあるじゃない」


 先輩の目は冷めきっていた。律に対する信頼も、愛着もないようにみえる。

 彼女の口から発せられる言葉には思いやりがあるようで、そこには優しさなどはなくただ迷惑、厄介、といったもので満ち満ちているのだろう。

 

 それでも、律は自分の気持ちと向き合っていた。この人たちが少しでも楽になれば、職場の雰囲気が良くなるかもしれない。もしそうなれば、私も働きやすくなるし、今よりももっと効率が上がることだろう。そしてこれはその場にいる全員がそうだと思う。

 ならば、自分はその為に少しでもできることを積み重ねていこう。


「それは―――そうですね、気をつけます。でもほら、もし今日でその範囲までできるようになればこれから先輩楽ですよ」

「んー別にそこまで言うならいいけど。じゃ、お願いしてみようかな、チェック表はちょっと取ってくるから、待ってて」


 先輩は表情を変えずに何処かへ行ってしまった。大丈夫、この積み重ねがきっと、大なり小なりこの場を楽にするはず。


「何、あの子あんたにこの場所任せようとしてんの」


 律の後ろからしゃがれた声が響いた。ふり返るとそこにいたのはお局だった。


「いや、そういうわけではなくて。私がやってみたいですって言ったんです」

「そう言えって言われてるんでしょ、あの子も偉くなったものねえ」お局は鼻で笑うようにして嘲る。

「いやホントに違うんです。逆に先輩は上手くできない私に任せるのは怖いっていってたくらいで―――」

「それ、嫌味でしょ。てかだとしたらなんであんたがわざわざ自分の仕事増やすようなことするのよ。意味わかんないじゃない」


 律はそんなお局にまっすぐ向き合った。お局は気味悪そうに自分を見つめている。


「私ができることが増えれば、楽になる人が増えるかもしれないじゃないですか。しかも私全然ダメダメだから、受け身で仕事して、それで失敗するのはもう申し訳なさ過ぎて。だからできることから、少しずつやれること増やしていきたいなって―――」


 お局は眉をひそめて話を聞いていた。


「なに、前私が言ったことが辛かったとか、そういうこと?」

「違いますよ、本当に。しかも私がなんもできないのは事実ですし―――」


 その場は一瞬静寂に包まれ、お局の「別に」という言葉がその静寂を気まずく破った。


「別にそこまで思ってないわよ。あんたが何もできないとまではね。普通に仕事は早いほうだろうし、元々覚えるのだって早いほうだったんじゃない? 

 でもあんたはミスが多いの。確認不足だったり、色々と早く済まそうとしすぎ。それはダメなところだと思うから、こっちだって言ってんの。いつか重大なミスをしてからでは遅いから。―――まあでも」

 お局は目を背けながらでも、少し笑ったような気がした。それが嘲笑なのか、良い笑みなのか、律にはわからなかった。

 

「やりたいならやればいいんじゃない。でも無理しないようにしてよ、こっちだって管理責任あるんだから」


 それだけ言うとお局は自分の席へと戻っていった。

 後からその様子を見ながら帰ってきた先輩が「なに、私何か言われてた? あんた裏切った訳じゃないだろうね」と焦り倒し、律はしばらくその誤解を解くのに必死になる羽目になってしまった。



「ふわ~ただいまー」


 あくびしながら玄関に上がると、部屋の奥で小さな影が顔を出した。


「おお、おかえり。会社はどうでした、良い感触だったかな」

「うん、良い感じー。そうその話でね、聞いて欲しいことがあるの―――その前にお風呂入ってきていい? なんか電車の中すっごいたばこ臭くてさ」

「どうぞー、タオルだけは新しいのを洗面所に置いておきましたからね」

「ありがとー」


 そう礼を返した後で、律は違和感に気付いた。新しいタオル、というのはどういうことだろう。


「待って、まさか洗濯してくれた?」

「ええ、大体の家事はさせて貰ったよ。買い物にも行こうと思ったけどね、如何せん合鍵がなかったもんだから不用心だなって思って。だから晩ご飯もこの家にあるものの付け合わせだけど―――」

「私の下着は?」律は少し顔を赤らめる。

「―――? 洗濯かごに入ってるものなら洗っちゃったけど、ダメだったかな。ちゃんと洗い方も調べたから大丈夫だと思うけどね」


 律はそんなきよじいを見て目を細めていた。きよじいは「なんです、その目は」と困惑している。


「変なこと、してないでしょうね」

「変なことって何―――ああ、そういうこと。はあ、まったく、そんなこと言ってると律さんの下着だけ洗わずに放置しとくよ」

「ええーそれは嫌―――だけどなんか、ほら、あるじゃない」

 律は身振り手振りで何かを伝えようとするが、自分でも何がしたいのか分からないことでぐちゃぐちゃになっていた。


「とにかく、私にそんな気はないから。早くお風呂入ってらっしゃい、ご飯の準備しとくから」


 律はもやもやした頭をお風呂で洗い流した。それでもそのもやもやが完全に消えることはなかった。



「でね、なんか自分でも見返す癖? みたいなのができて、今日も自分で自分のミスに気付いたのよ。多分これは前まででは見落としてたと思うもん」


 食事を口にほおばりながら、律はきよじいに今日あったことを話していた。

 きよじいはさっきまでのことは何事もなかったように振る舞う律を見て、目をぱちぱちさせていた。まあ、気にしてないならいいか―――。


「まあまあ、落ち着いて食べてくださいな。でもそれはきっと、自分が作った書類やらが誰かに届くことを考えることができたからだろうね」

「そう! そうなの、今までは多分自分が楽かどうかしか考えられてなかったんだわ。余裕がなかったからなんだろうけど」


 目の前では「それは良かった、良いことだなあ」としみじみとごはんを食べているきよじいがいる。律はなんだか感極まるような気分だった。


「ねえ、本当にありがとうね。助かったし、嬉しかった。これからも、色々とよろしくお願いします」


 律がそういうと、きよじいは食べているものをゆっくり飲み込み、改まった様子で律の方を向いた。


「こちらこそ、だよ。いつまで一緒にいるかはまだ分からないけれど、それまでよろしくお願いします」


 

 こうして、普通の社会人と前世の記憶を持った少年"きよじい"との凸凹共同生活が始まることになる。

 この時の律は、きよじいのことを"人の良いおじいさんが中に入った少年"位にしか思っていなかったが、その印象が事あるごとに変わっていくことになるのは、これまた先のお話―――。

 



 


 

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悟り少年「きよじい」の現代さんぽ さら坊 @ikatyan

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