登場人物が・・・

交友関係の範囲内で絞り込んでおり、立場はとても分かりやすいのですが・・・
出てくる人物がどのキャラも癖が強い・・・!

導入時点の不穏な空気は鼻をくすぐるほどの香りであるにも関わらず、進むにつれてその匂いが香りを増していくことがはっきりと感じ取れる作品です!
立場と人物の関係性の描き方がとても魅力的でこの立場なら・・・この人なら・・・という納得がいく説得力を持たせていました!

一度ハマると抜け出せない泥沼とはよくいいますが、まさに言葉の意味を説明してくれるような展開です!
最後の締めの一言もその通りとしかいいようがなく、背筋に冷たいものを感じさせてくれました!

ほのぼのなどとは無縁のため、どきどきしたい方にお勧めできる作品なので、心して読み進めることをお勧めします!