物語の流れをつくる構成要素のひとつに、【宝探し】がある。登場人物が行動(アクション)するには、動機が必要。さて、本作の宝物は……ヒト。これはすごい本質をついた物語になりそうな気がします。続きが楽しみです。
埼玉県在住。自称詩人。 角川全国俳句大賞に投句歴あり。 風めぐり逢う千年の夕桜 (第14回角川全国俳句大賞、佐怒賀直美(橘)選の一句)
福来雀の根付をご存じですか? ご覧になったことのない方、是非まずは検索してみてください。ものっっっすんごく可愛いんです。 この物語の主人公は、その根付に宿る付喪神の〝スズメ〟。もう絶対可愛い。可…続きを読む
物語は流行り病でヒトが滅亡した江戸の町から始まります。ヒトがいなくなってはや三百年、江戸の町にはヒトに代わって付喪神や妖怪たちが気楽に暮らしていました。しかしそんな彼らにも危機が迫っていて――。…続きを読む
冒険譚であり、股旅ものであり、友情ものでもあり神話ものでもある一粒で何度もオイシイ名作。しかも児童文学のような読みやすさと優しさにあふれているので、お子さんにもおすすめです。題名に「伊勢参り」と…続きを読む
舞台は終末世界。人の滅んだ江戸の町。衝撃的な始まりですが、そこでは、妖怪たちが、おだやかに暮らしています。ある日。付喪神のスズメは、同居人(付喪神ですが)のヨイチと一緒に、人を探す旅に出かける…続きを読む
もっと見る