4の最後まで

 色々と酷く、色々とガバい。


 初っ端、負けてる敵側が結託、談合、八百長キーマン潰そうって話の流れは良い。


 が、それを会場出口解散前でやるってのはガバい。


 ルール上、八百長防止のため参加者同士の部外でのコンタクトは違反、となってるらしいけど、それを秘密組織出口、エレベーターホールでやるってのは迂闊でしょ。


 予言、未来予知能、凡人には理解し得ない超感覚、だったらそれ使ってってのが普通の流れかと。ただ具体的にと言われるとかなり長くなりそうだし、大人の都合なのかも。


 というか、規則破らずゲーム開始時にこっそりと伝えれば各々勝手に予知してくれんじゃね? とは思う。


 それと未来予知能力について、幽霊とかオーラとかそれっぽいのは否定、それでいて具体的な感じはなし。この話はSFではなくて都合により能力を作ってから色々ついてくるタイプだからそこらへん語るは野暮か。


 で、今回の対戦相手、老獪。


 経験値と完成された戦略で場を圧倒、有利に進めるのはちゃんとしたゲームになってた。


 決着はクソ。


 オーラ否定しておきながら決着前に発狂、自殺、最低じゃんか。やる気あんのかよ。バトルの基礎から微妙になってる。


 例えば複数人相手に戦う場合、一撃で全員倒すのは現実では凄いけど、物語としては微妙、長すぎてカットみたいなこと言うやつもいるけれど、それだけを延々と繰り返すB級アクションやカンフー映画が認知されている以上、みっともない言い訳にしかならない。


 やるならそれぞれ名勝負出ないとゲームをタイトルにした意味がない。


 それがテーマじゃないとなるとほんとにもう、何もない。


 …………これでまだ半分超えたぐらい。辛い。

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