題名を伏せた読書感想文

総評

読み終わって

　ひでーめにあった。

　顎の下の柔らかい部分とか足の裏とか痒み広がって、熱まで持って、たかが本読むだけでここまで酷い目に遭うのも珍しい。

　大変貴重な経験でした。

　本？

　読み終わって？

　何か学べたか？

　ねーよ馬鹿野郎。これまでの罵詈雑言読んでねーのかよ。

　まず設定、破綻してる。

　予知、言ってるだけでそれほど予知してない。

　結局は最後の亡霊復活のための道具、というか方便でしかなくて、それが他に生かされてない。

　もうちょっと日常でもゲームでも、未来が見えるからこんな変な行動取ってるよー感出してくれないと意味がない。

　というか、途中で主人公がキーマンの代わりに予知を書くシーンあったけど、肝心の質問がアメリカ語で読めないから適当、それで通るって段階で死んでる。

　新なる目的は更にその奥、観察や研究をも超えた闇の中なのだーとか言ってはいたけど、ゼッテー考えてないだけだって。

　どの予知能力者を信じるか決めるためにゲームで競わせるってのはまだわかる。

　で、なんでこれかとなると説得力がない。ただ積み木持ち上げ並べ替えるだけで未来わかるなら苦労はない。

　それでもやるならルールぐらい提示しろよと。何やってるかわかんないまま進められても何にもない。

　あと地味、リアルでやられても絶対面白くない。盛り上がるには金賭けないと無理。断言できる。

　次、ストーリー、なし。

　ゲームに参加してゲームを終わらせるのが主な流れだからここはまぁいい。

　ただその肝心のゲームが死んでるから、じゃあ何を見るかとなると、何にもない。

　描写、ラク。

　まずキャラからして没個性、名前難しくて読めないし覚えられないし個性ないし、そもそも外見書いてないから誰が誰だかわかんない。

　最後のページに出てたのマジで誰？　あれ？

　これは主人公やキーマンにも言えて、正直ずっと主人公が実は男でした叙述トリックを疑ってて、それも解決されてないからアレは多分男です。

　情景描写もない。そもそも出てくる部屋が片っ端から何もない。

　何もないから書かなくていい。酷い。

　ゲームシーンも椅子に座って順番待つみたいな感じだけど、それだと周囲ぐるぐる回る感じなん？　それとも手前の部分だけ？

　戦略戦術あってないようなもの、挙句ほとんどが相手が精神的に追い詰められての自爆、ワンパターン、他を知らないというか他に書きようがない。表現できないんじゃないかなと。

　これら一切合切、書かない言い訳に空白を用いてる感じ、でそれを納得させられないから物足りない。

　あとはなんだ？

　哲学的思想みたいなのをちょいちょい入れてるけど、それもなんだかなーだし。

　文章としてのリズムや言い回しも特に見出せなかった。

　匂いは普通。味は痒くなるからやめておこう。

　後書もなんか書いてることが曲解くさくて信用できない。為替において儲けを考えないのは得られる金額が余計な情報だからです。

　例えば下がると思われる銘柄でも、もしも上がれば一攫千金とかだったら迷いが生じる。先行き見えないならば一層、期待に目が眩んで道を誤る。

　別に禅とか趣味とかそういう話してないんだけどこの作者は。

　あぁそうそう、一つだけ、参考になりそうなのがありました。

　巻末一ページ、百文字で感想書いて出版社に送らせればタダで広告のキャッチコピーが手に入るって手法、善人を騙して儲けを出す感じは好きです。

　なのでそれを真似て、今回の読書感想文に関しての読書感想文、お待ちしてます。百文字以内です。

　ぶっちゃけここ最近ではPV比率かなりいいのでこの方面で書いてくのもありかなと思い始めてます。

　その場合は映画とかになるのでしょうか？

　ご意見お待ちしてます。

　本のタイトルは、予想がついても書かないでください。

　万が一当たった場合、信者に刺されますので。

　よろしくお願いします。