7の最後まで

 俺たちの戦いはこれからだ!


 打ち切りの黄金パターン、まさか小説で読むことになるとは思わなかった。


 最終戦、主人公の覚醒、一対一、運営やらなんやら周囲の思惑そっちのけで熱狂するのは王道、問題ない。


 周囲のサポートが逆に足を引っ張って、あるいは逆に利用されての展開もいい。


 で?


 初めての力の使い方わかんない主人公が暴走して自滅しておーわり!


 ナニコレ?


 なんか、こう、もう少し、あるじゃんか?


 それこそ隕石落ちてくるぐらいやっちまった方が驚きはあった。


 だけどこれには何もない。


 続き作れるような余韻残してるけど、実際はただオチ思いつかなかっただけじゃね?


 もうちょっと頑張ろうよ。


 肝心の未来予知能力に関しても、主人公とキーマンのそれぞれ大切な人が予知した結果の延長線、もとい延長戦でしたってのは当然の結末、驚きはない。


 ただだとしても死の真相には程遠く、無いものを勝手に想像、暴走してるだけでしか無い。実際はどうでアレスッキリとは程遠いオチ。


 少なくとも、人間ドラマとか感動とかそういった類のものも一切ない。


 じゃあ何があるかというと……残尿感?


 言い方悪いですがマジで、実力のない打ち切り漫画読まされた気分、良く編集通したな、家族でも人質にとられたか?


 期待してはなかったけれどもこれは、あまりにも、あまりにも、暗い。


 ……自腹じゃなかったのが唯一の救いです。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る