【カクヨムコン9】多分、エッセイ。

豆ははこ

第1回 ジャンピング土下座と食事運。

 本作は、異世界短長編と百合小説、文芸百合を書き、他にもジャンルは様々、BL短編にも挑戦し、俳句を詠み、最新作では筋肉なお父さんを持つから揚げ大好き女性と高身長男性のラブコメ短編を書いた者、まめははこが書きましたエッセイです。


 日々、色々書いたり詠んだりしています。

 皆様のご著作も色々拝読しております。作品フォロー、❤、感想は割と。レビューもたまに書いてます。


 そんなこんなで、エッセイの第1回目を。


 食事運の悪さについてです。


 復唱いたします。食事運、しかも悪さについて、です。


 食事運の悪さ、とは。


 出先で美味しいものを食べようとしたら満席で、ファーストフードになってしまった。


 出先なのに、いつもの味だ……とかかな?


 こういうのを思われましたでしょうか。


 いいえ、そういうのではありません。


 こちらは、安定した味に親しめているため、ここで述べたい悪さではございません。


 敢えて言うならば、タイミングが悪い、でしょうか。


 以下で、豆ははこ(若豆含む)の食事運の悪さを申し上げます。


 ランチメニューにコロッケカレーを頼んだら、かなり待たされた。


 15分? くらいが経ち、さすがになあ、と思っていたら店長さんが席に。


「申し訳ありません、フライヤーでコロッケが爆発いたしました。カニコロッケでもよろしいでしょうか?」


「……はい」


 こういうのを食事運が悪い、と言います。


 実話です。


 代替がカニコロッケだったかは、ちょっとあいまいです。


 多分これ、本社にクレームを入れてもクレーマーには当たらないですよね。

 ですが、これは「面白いからありだな」と思いました。


 ありでしたから、普通にまたカレーを待ち、さすがにすぐに配膳されたので普通に食べ、普通にお会計をしました。


 はい、こちらはこれでおしまい。


 それくらいに、あるあるなのでございます。


 次です。


 アイスコーヒーを頼んだらコーラ。


 蓋付きの紙コップなので、確認せずに普通にミルクを入れて飲んでしまった。


 味ですか? ご想像下さい。


 自分にオーダー通りのものがくると考えた豆が悪いのか? いや、違うはずです。


 更に。


 ファミレスで「注文をご確認下さい」。


 復唱したのに、そのメニューがこない。違うものがやってくる。ちなみに、レシートにも正しく印字されていました。


 まだありますよ。


 ファーストフードのテイクアウト。足りないのが当たり前。


 だから、常に袋から出し、確認。


 今日はナゲットのソースが足りない。


 ナゲットそのものや、バーガーではなかったから、まだましか。


 レシートを手にして、カウンターへ。


 ここで豆知識。こういう時、レシートは大事。証拠になります。


 次ですね。これはどうでしょう。


 チェーン店で餃子と半チャーハンを頼んだら、チャーハンに味がついていない。


 でも、食べました。お腹がすいていたのです。


 今なら「君の店のチャーハンには味をつけないのかな?」くらいは言うかも知れません。


 もしも、「はい、その通りです!」と言われたら、今でも、多分許します。


 皆さん、大丈夫ですか、まだ続きがあるのですが。


 あ、もういいですか?


 ならば、真打ちを。


 サブタイトルにいたしました、ジャンピング土下座です。


 駅ビル的なところの、最上階。


 ファミレス、ファーストフードよりはややお高め。


 現在は旦那さんな人と、行きました。


 旦那さん(ここからはこの言い方で)の注文分がきました。


 少し待ちました。


「食べてていいよ」と、ははではない頃の、若い豆(そんな頃もあったのですよ)が言いました。


「じゃあ」


 旦那さんは、食べ終わりました。


 おや、豆の料理はまだきませんね。


 あ、店員さんですよ。


 ついにきた! と思ったら、「お下げしてもよろしいでしょうか」


「どうぞ……じゃなくて、注文したのにまだきていないのですが」

 旦那さん、えらい。


「え」

 え、じゃねえやろがい!


 豆ははこな、今ならば言えます。

 でも、この頃はまだ豆だったので、言えませんでした。


 言ってやれば良かったですね。


 そうしましたら。


「申し訳ありませんでした、オーダーが通っておりませんでした」


 店長、登場。


 ……なんなのでしょうね。


 そうして、旦那さん側のお皿は下げられ、やってきた料理。


 内容。全く覚えてません。コースとかではありません。普通の料理です。


 で、食べ終わり。


 お代はけっこうです、的なやり取りをするわけですが、食べてますからね。払いますよ。


 それで。


「どうしてああなったのですか」

 払ったからには、訊きますよね。


 ありがとう、旦那さん。


 そうしましたら。


 店長、再び。


 いちいち出てこないでほしかった。


「申し訳ありませんでしたあ!」


 突然の、ジャンピング土下座。


 正しくは、飛ぶが如くの移動、のち、土下座。


 豆、人は飛べるんだなあ、と思いました。


 店内は一瞬、時が止まりました。


 これは恥ずかしい、実に恥ずかしい。


 こっちがそうさせてるみたいですよ?


 理由を聞いただけなのに。


 思い出としては最悪ですね。


 旦那さんにこの話をすると、「飛んだよね」という確認で終了します。


 多分、これからも話題に上ることでしょう。最悪の食事運です。

 この最悪を更新することは、おかげさまでまだございません。


 さすがに、更新されたくはないです。さすがにこれ以上(以下でしょうか)は、想像できません。


 ですが、こうして皆様に披露できたので、ネタとしては美味しかったのでしょうか。


 ……ごちそうさまでした。


 同様の経験あり、の方。何をかくそう、我こそは最悪の食事運を持つ者なり、という方。

 コメントをお待ちしております。分かち合いたい、この気持ち。


 そんな目にはあったこともないよ、という方もぜひコメントをお待ちしております。


 どうぞよろしくお願い申し上げます。


 (多分)エッセイ、第1回でした。第2回も予定しております。


 残りの食事運話を知りたい、というコメントもお待ちしております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る