睥睨師──それは緑の闇を睥睨す。和風幻想、おもしろき!

や、さてもさても。

緑石が光沢せし山中は。

水面を飾る苔すら美しく。

胡乱な巨樹がひしめき合う奥の山。

や、さてもさても。

睥睨師が行くは如何な闇か。

───詮無い浮世の謀りを。

おっほん。不思議な言葉の連なりが、快感の読書体験です。
ひょうひょうとした、睥睨師。
今日のお仕事は、あやかしの世界の木の根、エネルギーの吹き溜まりを開放すること……。

うん、噛み砕いた。(笑)
本当は、もっと、不思議な言葉のものです。

バトルシーンもあり、とっても満足な読みごたえ。
美しく、謎に満ちた和風の世界に耽溺する一時を、どうぞ!