私がこの作品で特に心を掴まれたのは、「駅」という舞台の使い方です。 タイトルに「ステーション」とあり、物語の冒頭で「電車はもう来ない」と語られる。 無意識に「どこかへ旅立つ話」を想像していました。
ところが読み進めるうちに、この場所は出発点ではなく「立ち止まっていい場所」なのだと理解しました。 リクのエピソードにある「休憩中」という言葉が、その転換を象徴していたように思います。
また、ミオが一週間後に再び駅舎を訪れるシーンも印象深いものでした。
「泣いたりしていない。でも、どこか落ち着かない表情で、手をぎゅっと握りしめている」 という描写。 言葉では平気なふりをしているのに、身体が正直に緊張を伝えている。
そこでカンナが取り出す「二回目に来た人にだけにあげる"がんばり星型クッキー"」。 再訪すること自体が「もう一度がんばりたい意思の証」だという設定に、私は不意を突かれました。
一度で解決する魔法ではなく、何度でも戻ってきていいと許可してくれる場所。 その優しさに救われる読者は多いのではないでしょうか。
カンナの造形も絶妙だと感じました。 「キラリン☆」という口調や顔文字の使用から、私は彼女を無邪気なマスコット的存在として見ていました。
だけど「ミスするのは頑張ってる人だけ」「寂しいのは誰かを大事にしてる証拠」といった言葉は、人生の機微を知る者にしか紡げないものです。 幼い見た目と成熟した言葉の落差が、彼女の台詞や歩んできた背景の深みを与えてくれました。
ハートフルな作品をありがとうございました。
そもそも作者さまが心のあたたかい方です
それはもう間違いなく
他のお作を拝読してもそれを感じられます
そんなあたたかさが凝縮されたような本作「キラリン☆復活だよっ!」を始め、名言ばかりでつづられています
あなたはどの言葉に背を押されるでしょうか?
あなたはどの言葉が胸に刺さるでしょうか?
どれか一つを取るのではなく、そのすべてに心が癒されます
優しい人、がんばっている人、寂しい人
寄り添ってくれる場所であり、人であり、あたたかな「居場所」が必要な方は世の中多いです
それは反面悲しいことですけれども、優しいことも、がんばることも、時に寂しいことさえも、包み込み肯定してくれる本作、心が疲れたときにお勧めです!!
別の星からやって来たカンナさん。
人の心が迷った時に立ち寄る“心のステーション”を開きます。
やって来るのは、老若男女、色々な迷いや悩みを持った人達で……。
誰もが悩んで立ち止まる時がありますが、そんな時に必要なことは、アドバイスよりも、寄り添って話を聞いてくれることではないかと思います。
そして、迷う今を肯定してくれること。
カンナさんの明るさ、前向きな言葉は、温かさと元気をくれます。
登場人物と同じ悩みがなくても、心に沁みること請け合いです。
「よしっ!心、キラリン☆復活だよっ!」
のセリフで、一緒にキラリン☆になりましょう(^^)
オススメです!
誰しも、人生に迷い、挫折する事がある。
おおきなものから、小さなものまで。
友達とうまくおつきあいができない中学生。
仕事でうまくいかない社会人。
夢をあきらめかけた野球少年。
年齢もさまざま、悩みもさまざま。
でも本人たちにとっては、とても大きな、すり潰されてしまいそうな悩みです。
心がしょんぼりした人は、気づけば、古い駅舎の前に立つ。
「心のステーション」と書かれた看板、あたたかな光。扉をあけると……、
カランコロン~♪キラリン~☆♪
「わっ!来た来たっ!いらっしゃいだよっ!」
明るい声、はじける笑顔で迎えてくれる、不思議な女の子────カンナ。
彼女は、皆の悩みを聞き、それぞれ素敵なアドバイスをしてくれます。
その一つひとつが、心にじんわりきます。
カンナの言葉は、とても優しいんです。
そして、自然と前をむかせてくれるんです。
そこには、この作者さまの人間性、あたたかさが透けて見えます。
読んでるだけで、読者も一緒にはげまされ、優しい気持ちに包まれます。
とてもおすすめです。
こんなに優しく癒やされる作品には滅多に出会えません。