幸せ
あれから、更にスキルに感謝した俺は、なるべく沢山の壊れたものを修理し続けた。
今にも崩れ落ちそうな自宅にもスキルを使ったらピカピカの新築みたいになった。
俺の家だけがピカピカになるのは、なんだかしのびなかったからスラムにある他の家もみんなピカピカにしてあげた。
ついでに、俺の家は修理屋にして物を直したり、直した物を売ったりする店にもした。
中でも、依頼された修理には真剣に取り組んできた。
沢山の人の笑顔が見られてしあわせだ。
それから、孤児たちには、壊れているが直ったら使えそうなものを集めてもらうという仕事をお願いしている。皆がお腹いっぱい食べれるようになると嬉しい。
それから、最後にこんな俺にも嫁ができた。
あの今にも崩れ落ちそうな古い家に住んでいる時には考えもつかなかったことだ。
自分ひとりでも食べていくのがギリギリだったからな。
それが、今は家族を養えるようになった。
何が幸せか、人それぞれだろうが、俺は人から感謝されるのが一番嬉しい。
スキルは凄くなったけど、これからも変わらず人に喜ばれることをしていきたいと思う。
スラム街のおっさん~長年使い続けたスキルが開花して人並みの生活を送る~ アルミ @aluumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
暗殺者の卵に転生した最新/沖唄
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます