真正、古文好きのお茶目が小爆発を起こしたユーモア溢れる歌集小噺です。

短歌に入る前の導入文から古典の文語的あり方を踏襲し、
古文も古語も非常に安定感のある落ち着いた韻律が心地良く、
読み終えると古今東西変わらない日常と恋愛価値観が、
現代女子風に、ユーモアたっぷりに小爆発を起こしています。

田辺聖子さん、絶対お好きな方だ!
と思ったら、案の定、プロフィールにもそうお書きになられてました(拍手喝采)

身構えることなく気楽に古典に触れられる、楽しい歌集です。
本歌取り(引用元)も明記されているので、
ここから本家古典文学に足を踏み入れてほしくなる作品です。