125『スタイルの良さとはなんぞや』


「今日は本当にありがとうございました秋水くん」


「いえ、大して役に立てずに申し訳ありませんでした」


 地平線の向こうへと太陽がとっぷり沈みきってしまった午後6時。

 帰りの身支度を終えた秋水に対して、質屋 『栗形』 の店長、祈織は深々と頭を下げていた。

 しかしながら、今日は1日質屋でのアルバイトとして雇われたはいいものの、大して役に立てないまま午後の業務が終わってしまった。

 遅い昼食を3人で摂って、それから開始された午後の仕事ではあったが、実際に秋水がやっていた仕事らしき仕事というのは、簡単な掃除とお茶汲みくらいしかしていない。むしろ頭を下げるのは自分の方なのでは、と秋水も釣られるようにして頭を下げる。

 小さな女と大きな男が互いにぺこぺこしている変な光景であった。


「いえいえ、秋水くんにはいつも助けられてますよ」


 祈織はぱたぱたと手を小さく振りながらフォローをしてくれるものの、そうだろうか、と秋水は首を傾げてしまう。

 白銀のアンクレットに正体不明の物質が含まれている可能性が高い。

 そう判明して、ならばいっそ研究所対象に売り込みしちまえ、という方向に話が進んだは良いものの、言語能力的な問題でその連絡や交渉は鎬が一手に引き受けており、秋水は全く手を出せなかった。

 向こう方への連絡を、とノートパソコンでメール文章を鎬がかたかたと打ち込んでいるのを後ろから眺めてみたが、淀みなく奏でられる英文を見て、これは手伝う余地がない、と早々に諦めた。これに関しては祈織も全く同じである。

 その祈織も、店に長らく放置されていた木製の小さな作業台を引っ張り出して、それを綺麗にした後に作業台の上に白銀のアンクレットを並べ、ああだこうだと独り言を垂れ流しながらスマホで撮影会を始めていた。拾ってきただけの装飾品を、ちゃんとした 『商品』 として売り出すためのプロモーション撮影である。

 唐突に始まった写真撮影ではあるが、それにも結局秋水はほとんど口を挟む隙がなかった。時折、撮った写真の感想を求められたくらいだろうか。それは貢献したとは言えない気がする。

 ならば接客でも、とは思ったものの、秋水とて自分自身が接客に向いている容姿をしていないことくらいは重々承知していた。

 昼食後に来店してきた客は4組。

 子供が来なかったことこそ幸いではあったが、来店してきた客はそれぞれ秋水を見て、うお、と一瞬固まるのがちょっと申し訳なかった。リサイクルかと思ってふらっと寄ってみたら、人相最底辺のマッチョヤクザがお出迎えである。そりゃ一瞬ビビるだろう。

 ちなみに、秋水を見て一度はビビる客ではあるが、男性客は鎬の方を見て鼻の下を伸ばしていたし、女性客は祈織の方を見て、あら可愛い、となっていた。

 身内贔屓なぶんを差っ引いたとしても、鎬が色々な意味で男性受けしやすいだけの整った美貌をしているのは重々承知していたが、祈織が逆に女性受けが良いことに少し驚いてしまった。そう言えば、中学校へ突撃したとき、祈織は女子中学生にもみくちゃにされていたか。

 それはともかく、秋水は接客に関しては貢献出来るどころか盛大に足を引っ張っていたのが現実であった。

 結局のところ、秋水の仕事は掃除とお茶汲みだけである。

 せっかく祈織がフォローしているところ申し訳ないが、思い返してみても何の役にも立っていない。


「まあ、そもそも今日は私のわがままで時間を割いてもらっているので、来てもらってる時点で私の罪悪感が半端じゃないと言いますか」


 祈織が若干遠い目をいた。

 そうであった。

 アルバイトというのは、建前であった。

 仕事開始早々に鎬からトラウマを抉り出されたことを思い出し、秋水もちょっと遠い目をした。

 まあ、祈織と鎬の間にホニャララな問題が発生してしまい関係がギクシャクしていたらしいが、フタを開けてみれば当初の予想通り秋水が間に立って緩衝材になる必要は特になかったように思える。なんて言うか、相変わらず仲が良さそうで安心したくらいである。いや、仲良し度上限突破みたいな行為をしたのが問題だったか。


「と言うわけで、本日のお賃金です」


「あら卑猥な言い方」


 気を取り直して古めかしい茶封筒を取り出した祈織の後ろから、からかうような声がした。

 カウンターの向こう、店の裏から出てきた鎬である。


「う、うっさいなぁ……鎬さんは大丈夫だった? お電話、だいぶ長かったけど」


「仕事熱心な人を相手にするのも疲れちゃうわ。向こうは夜明け前だって言うのに元気なものよね」


 鎬は持っていたスマホを見せるように顔の前でふりふりと揺らしつつ、カンターに置いてあるノートパソコンの前に静かに腰を掛け、軽く溜息を1つ。

 30分を超える長電話であった。

 どこからかは分からないが、恐らく交渉相手のいずれかから掛かってきた電話を、鎬はバックヤードの方で延々としていたのである。

 普通であれば、仕事サボってるんじゃないか、という疑いが掛けられそうなことではあるが、現状が現状である。しかも相手口が明らかに日本語ではなく、喋っている鎬もまた日本語ではなかった。

 秋水が聞いた感じでは、英語だな、というのがギリギリ分かるくらいではあるが、喋り方が教科書的なものではなかったので、何を言っているのかがまるで分からなかった。これが生の英語か、と思うと同時に、なんで海外旅行もしていない鎬がそのレベルで喋れるのかちょっと驚いた。


「あら、秋水は帰るのね、お疲れさま」


 カンターに座ってから、帰り支度を終えている秋水を見て鎬は軽く手を上げる。

 気張った感じのまるでない、軽い挨拶だ。

 仕事慣れしているんだなぁ、と当たり前の感想が出てきてしまう。

 もしくは、これは鎬にとっての日常なのか。


「……? どうしたの秋水、あんまりじっくりと観賞されちゃうとお姉ちゃん照れちゃうわ」


「真顔で言うよね……」


 思わずまじまじと鎬を見てしまい、それに気がついた鎬がからかえば、半眼で祈織がツッコミを入れる。仲が良さそうでなによりだ。


「ああ、いや、鎬姉さんが働いてる姿ってこんな感じなんだなぁ、って思って」


「あら、お姉ちゃんのこと見直しちゃったかしら?」


「うん、すげぇなって思った」


「あら?」


 思ったことを素直に口にしてみれば、ツッコミが入るだろうと思っていた鎬は肩透かしを喰らってしまった。

 年齢的にも当然かもしれないが、秋水は今までちゃんとした仕事らしい仕事をしたことがない。

 秋水にとっては、今日が初めてのアルバイトである。

 もっとも、初めてではない職場環境で、大して役には立てなかったが。

 それでも、アルバイトはアルバイトだ。祈織が差し出してくれた茶封筒がそれを証明している。

 疲労で言えば筋トレをしている方が確実に疲れるであろうが、それでも今日の仕事が終わった瞬間に気疲れのようなものがどっと押し寄せてきた。どうにか今日が終わった、これが仕事かぁ、といった感じだ。

 精神的に疲れたが、秋水の場合これは今日1日で終わりである。

 だが、鎬は違う。

 明日もアルバイトである。

 そして明後日からは5日間、本業の仕事である。

 休日も何もなく、1週間ぶっ通しで働く女である。

 本業の方では残業上等、泊まり込みの常連で働き続けるという、仕事をしたことがなかった秋水から見ても、働き過ぎだよあんた、と思うレベルの仕事大好きというヤバい奴であったが、今日1日この質屋でアルバイトをしてみて改めて理解した。


 やっぱ凄ぇ異常者だコイツ、と。


 定時で働き、しかも基本的に掃除とお茶汲みしかしていないにも関わらずこれだけ気疲れするというのに、鎬は今回の交渉担当を含め、本業の方でもバリバリと働いている。

 しかも、労働時間は今日の秋水の倍近くあると言っても過言ではないくらいだ。いや、仕事量を考えたらさらにその倍と考えても良いかもしれない。

 それだけ働いているにも関わらず、鎬はけろりとしている。

 今まで鎬の口から、仕事疲れた、なんて弱音は一度たりとも聞いたことがない。秋水なんて今日はこれだけしか働いていないにも関わらず、疲れたな、なんてぽろりと口から出てしまいそうなのに。

 その上現在は、秋水の保護者である。

 今のところそこまで迷惑は掛けていないと思うのだが、それでも去年の年末から諸々の手続きは全て鎬が独りで捌ききったのであった。

 年明けに色々な書類を貰ったのだが、あれだって早々に役所で手続きをしてくれたのである。

 世帯主の変更やら。

 住民票の抹消やら。

 死亡届やら。

 火葬埋葬の許可申請やら。

 他にも銀行やカード会社、そして3人分の証券口座の色々や、あらゆる手続きをスムーズに終わらせた。

 鎬だって、育ての親のような実の兄や、可愛がってくれた義理の姉や、可愛がっていた姪を失った直後だというのに。

 それでも全部行った。

 しかも、仕事もそれほど休まずに。

 それどころか年末年始働きづめで。

 それはまあ、鎬なりの現実逃避だったのかもしれないが。

 それを今までは、凄いけどちょっと頑張り過ぎだよなこの人、と思っていた。

 そして今日のアルバイトを終えた今では、凄いけど異常者だよなコイツ、と改めて思った。


 要するに、鎬の仕事に対する前のめりな姿勢を見て、やや引き気味だったのが、ドン引きなってしまったのである。


「そんなハッキリ褒められるだなんて……私も愛しているわ秋水」


「鎬さん聞いてた? 今の秋水くん、愛の告白なんて1ミリもしてなかったよ?」


 そんな秋水の心情など露知らず、鎬は大して表情は変わらないもののほんのりと頬を赤くしながら照れていた。真顔一辺倒で表情の読みづらい鎬からすればガチ照れである。祈織の呆れたようなツッコミも聞こえていないようである。

 別に褒めたつもりなど一切なく、すげぇヤベェ奴なんだなって見直した、というのを大分言葉足らずに口にしただけなのだが、これは勘違いされていても構わないか、と秋水は黙ることにする。

 鎬の愛している発言もいつものことなので、はいはい、と軽く受け流しつつ、ふと全然違うことが脳裏に浮かんだ。


「そういや鎬姉さん」


「なにかしら?」




「鎬姉さんって、彼氏いんの?」




 本当に、全く、今までの会話の流れとは一切関係ないことである。

 特にこれという理由はない。

 強いて言うなら、鎬は秋水に対して愛しているとよく口にしているが、他の人、特に恋人など他の男に対して言う相手は居ないのだろうか、とふと疑問に思っただけである。


 もしくは、ジムのことが、少しだけ頭に浮かんでいた。


 ひゅっ、と目の前にいた祈織が何故か息をのんだ。

 鎬の表情に、うっすらとした笑みが浮かぶ。

 両者とも、若干変な反応であった。


「私が愛しているのは秋水よ」


「なるほど、いないんだな」


「だって、私に恋人なんて出来ちゃったら秋水が拗ねちゃうじゃない」


「ははは」


「あら乾いた笑い」


 僅かな笑みは少しだけの間であり、鎬はすぐにいつもの真顔に戻って軽口ではぐらかした。

 まあ、つまり恋人はいない、と。

 ふーん、と秋水は軽く鼻を鳴らす。

 贔屓目抜きにしても、鎬はかなりの美人である。切れ味のあるクール系であり、モデルやら何やらを専業にしても十分に立身出世が望めるだけの逸材だと言える。実際に、そういう声が掛かっているのを秋水は知っている。

 スタイルだって抜群だ。出るところはかなり大きく、引っ込むところはとても細い。下世話な話にはなってしまうが、男性受けはとても良い体つきである、色々な意味で。

 鎬が望むのであれば、男なんてすぐに捕まえられそうなものなのだが。

 いや、別に取っ替え引っ替え男遊びをして欲しいわけでもないのだが。

 ちょっと考えてしまった秋水の隣で、何故か祈織があわあわと心配そうに秋水と鎬を交互に見ていた。


「秋水から色づいた話題が上がるなんて、お年頃ってやつなのかしら?」


「いや、ちょっと気になってることがあったんだけど、まあ、彼氏もいないなら別にいいか」


「言いなさい」


 別に秋水とて大して聞きたい話題でもないので、さらっと切り上げてそろそろ帰ろうかと思ったのだが、それを引き留めるようにして鎬は短く言葉を発する。

 少しだけ鎬の語調が強くなった気がして、秋水は改めて鎬を見れば、再びうっすらとした笑みを浮かべる鎬。

 そして何故か祈織の顔色が悪くなっている。


「いや、あんま関係ない話題……」


「言いなさい」


「え、だから、恋人いないなら……」


「言いなさい」


「そんな面白い話でも……」


「秋水、お姉ちゃんに、言いなさい」


 あれ、なんか様子が変だな。

 今度は笑みを引っ込めることもなく、薄く張り付けたそのままで、しかし口調は鋭く鎬が詰めてくる。

 ヤバい話題です、ヤバい話題です、と何故か祈織がコートの裾を引っ張ってきた。何か変な話題だろうか。恋人がどうのこうのなんて、一般的な話題だと思うのだが。

 うーん、と秋水は一度だけ考えてから、ぽりぽりと頭を掻いた。




「いや、女の人が言う、彼氏に見られても恥ずかしくない体型、って具体的にはどんなんだろうなって」




 本当に、どうでもいい話題である。

 そして、今までとは全く脈絡も関係も丸でない話題である。

 つまりは世間話みたいなものだ。

 おそらく、いや間違いなく多くの男性からは好まれるスタイルである鎬を見て、ふと変なことを思い出しただけなのだ。


「……はい?」


「え、秋水くん働き過ぎましたか? 疲れましたか? 頭おかしくなっちゃったんですか?」


 言えと言うからとりあえず聞いてはみたのだが、秋水の口から出た質問に鎬はぱちくりと目を見開く。全然関係ない話題っつっただろうが。

 そして祈織は続けてコートをくいくいと引っ張って何やら心配してくれているようだが、遠回しにディスられているような気がしてならない。そんなに頭おかしい質問じゃないだろ。

 鎬は間違いなくスタイルが良い。

 しかしながら、それはあくまでも秋水から見て、である。

 そもそも秋水は男である。

 故に、その感性は基本的には男のものだ。

 男の言うスタイルの良さと、女の言うスタイルの良さ、というものには内容に違いがある。

 それに関しては母や妹を間近で見て、女の感性ってやつか、と感じてこそいたのだが、具体的な違いについては今まで気にしてきたことがなかった。

 だから、ちょっとだけ気になった、それだけなのだ。


 秋水の中で、今日のジムでの出来事が、どこかちょっとだけ引っ掛かっていただけなのだ。


 驚いたように瞬きをした鎬は、特に秋水の質問を茶化すこともなく、ふむ、と顎に手を添えて少しだけ考え込んだ。

 内容はともかくとして、ちゃんとした質問なのだと認識したようである。

 10秒程だろうか、押し黙るようにして思考した後、鎬は顔を上げる。


「私は女だから男性的な価値観は良く分からないのだけれど、女の言う恥ずかしくない体型というのは、全体的に引き締まってバランスが良いこと、だと思うわ」


 良くこの短時間で考えられたな、と秋水は素直に感心してしまった。

 同じく、コートを引っ張っていた祈織も、へぇ、と声を上げている。


「男性って、なんて言うのかしら、パーツ毎にやらしく評価して決めてる感じがするわ」


「胸を隠すな胸を、反応しずらいだろうが」


「そういうところよ秋水。男性って胸が大きいだの足が長いだのって、そういうパーツ毎に対するインパクトをもってスタイルが良いって言うのよね。あと、胸にしたってお尻にしたって、とにかく肉が盛ってれば良い、みたいな感じって言うのかしら、曲線が好きなのよね、だいたい。だからイヤらしい視線になって嫌なのよ」


「……なんかゴメン」


「いえ、秋水がイヤらしい視線を向けてくるのは全面的に受け入れる気でいるわ。もっと見て良いのよ」


「拒否しような?」


 鎬は鎬で、その自身の体型で少し思うところがあるのか言葉に少々トゲが出てきたものの、秋水の謝罪でコロリと態度を変えてしまう。 そして視界の端で、祈織がぺたぺたと自分の胸を触っているのが見える。反応しづらい上に物悲しい気分になるので止めて頂きたい。そう思うと同じくして祈織自身も物悲しい表情になった。何も言うまい。


「それで、女が言う彼氏に見せられる体って言うのは、まあ、バランスよね」


「バランス?」


「全体的なシルエットが崩れてないのが大事なのよ。くびれとか、脚の長さとか、全体的に調和が取れているかどうかよ。大きすぎても駄目ってことね。そういう意味だと私って女受けは悪いのよ」


「へぇ」


「それでいてディテールも大事よ。細身なウエストや綺麗な首筋、手足の細さとか、細部を見ちゃうわ。それからお肉がプニプニしているのは駄目よ、引き締まっているのが理想よ。とは言っても、筋肉が大きいのは駄目だから、そこ辺りはやっぱりプロポーションバランスってことね」


「め、めんどくせぇ……」


 軽い気持ちで聞いておいて何ではあるが、お出しされた条件の細かさに秋水の表情は引き攣ってしまう。

 全体的な調和とか言われても、という感じだ。


「異議あり! 筋肉が大きいのは駄目じゃないよ!」


「女から見る女のスタイルの良さの話でしょうに。店長のそれは女から見る男性のスタイルの良さって話題よ」


「いや、女だって筋肉美はあるから!」


「店長ってそっちもOKだったのね……」


 そして急に鎬に噛みついていく祈織の横で、うーん、と秋水は軽く唸りながら天井を見上げた。

 なるほど、女の人が言う、彼氏に見られても恥ずかしくない体型、というのは、結構難しい問題なのか。

 筋肉が大きくなりすぎるのは駄目、というのは、秋水の視点からはあまりなかった意見である。そして全体的なバランスがどうのこうのとか、確かに男の目ではパーツ毎に気をとられがちだったように思える。

 祈織のように逆の意見もあるし、そもそも恋人がいない鎬の言う、彼氏に見られても恥ずかしくない体型、という理論が正しいかどうか、というのも念頭に置きつつ、なるほどなぁ、と軽く溜息をはく。

 いや、本当に、この質屋とは全然関係ない話題なのである。

 鎬も祈織も、全く関わりのない話題なのである。

 あくまでも興味本位でしかない、そんな話題なのである。

 ただ、秋水からすれば、どこかずっと引っ掛かりだけ覚えていた話題なのである。

 そんなどうでも良いような雑談染みた質問に、それでも真面目に返した鎬の話を聞いて、秋水の脳裏には1つだけ、この場とは無関係な答えが浮かんでいた。




 なるほど、美寧のトレーニングメニュー、根本的に間違っているな。




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 この少年、別の女性にデートに誘われた後、美人のお姉さんに囲まれて軽い仕事をして、それなのに筋トレメニューのこと考えてます、男としてそれどうなの(。´・ω・)?

 ちなみに、美寧ちゃんが最初の頃についた嘘、秋水くんは疑うことなくずっと信じています(ワルイカオ)。


 あと、実は鎬さん、あちらの方面に関してはじっとりした節がある。


 年末年始は色々ありまして、1週間お休みを頂きます。

 次回の更新は年明けの1月8日(水)を予定しております。

 年明け早々、姉妹をわちゃわちゃさせたい(*'ω'*)

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ウチの庭にダンジョンがあります しろんすく @SironsK

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