北野武監督? いえいえ、ちがいます。
女王ツキモリですのよ。
このストーリーは腹の中「真っ黒」な奴らしか出てきません(笑)
それなのに、一人ひとりが愛おしい!
一体、何人のキャラクターが登場したのか!
こんなに多数のキャラを書き分ける力量。
「あれ?この人誰だっけ?」
と読み返すことが一人もなかったほど、キャラの個性が確立しており、始終「はー…すげぇ」とつぶやき、エアー焼きバナナを食べながら拝読させていただきました。
このストーリーをどうやって締めるのだろうかと、バナナ片手に正座待機していましたが、
最終章は、気持ちの良いくらい大円団です。
まるで指輪物語を読んでいるのか?と錯覚するほどでした!
魔法少女✕エリンギ。
きのこの、エリンギですよ。
ダークコメディ、というのは、「暗いシリアスな雰囲気」ではなく、「腹黒い奴しか出てこねぇ!」というダークです。(笑)
読み口は軽く、読んでて、「ぷぷっ」と笑っちゃうギャグがたくさん。
そして、ちょっとアダルティなムフフなシーンも。
カクヨムで活躍なされてる作家さまが、あちこちゲスト出演されています。
知らなくても、まったく問題なく読めますが、一人でも知ってる作家さまが出演していたら、
「ぶはははは!」
と噴き出しちゃうんじゃないかしら?
イジりがぶっとんでるんですよ。
とても面白いし、ラストにかけては、大きく話が盛り上がります。
オススメですよ!
ぜひ、ご一読を!
身内ノリと言われてしまえばその通りなんですが、そこを差し引いて考えても「ノリの良いファンタジー」として面白い良作だと思います。
多くの登場人物が入り乱れますが、一人一人のキャラが立ってて、ちゃんとした目的意識?もあって、軽い群像劇といってもいいんじゃないかと思います。ここらへんは、さすが小説賞で大賞をとった書籍化作家という所です。
全体的に漂う雰囲気は「アップテンポ」な「コメディ」です。ただ、笑いだけがある「コメディ」ではなく、ちゃんとした「ヒューマンドラマ」も含まれた「コメディ」ですので、読み始めと、読み終わりで印象が大きく変わるんじゃないかな? と思う小説です。もちろん、いい意味でですよ?
ただ、残念なのは、ラスボス(私ですが)が、私のイメージと違う所です。私、出してくれるのなら、「残虐無比」で「すべての軽蔑」を集めるくらいのゲスいキャラだって、お願いしましたよね? 月森さんw
作中に登場した物書きの一人として率直な意見を申し上げます。
おい、
まず、少しくらい名前を変えろ!
ヨドカワ……そのまんまじゃないか!
それから、毛を抜いたらスキンケアしろ!
そして何より、タイトルに当てたら、もっと魔法少女よどりんを活躍させろ!
まあ、今回は少し活躍してたけど
( ・ε・)
嗚呼、こうやって甘やかすからいけないのですね。
新作の出版を秋に控えている作者さんが書いていいのかと心配になる迷作です。
他の作家さん達のイメージ失墜なんて何のその。次の続編でどうやって作家さん達のイメージ回復を図るのか、月森氏の手腕が問われる期待(私はしていないぞ!)の異色作!
忙しい方は無理して読まなくてもいいです(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)
読ませます!
文章のテンポがよく、あっという間に一気に読めてしまうのです(さすが!)。
ミラクル・ミラクル・よどりんりん!
にも笑ったのですが、
ミラクル・ミラクル・かずりんりん!
が出てきて、さらに笑いました。
ちゃんとね、ダークファンタジーになっているんですよ?
でも、タグを見ればわかるのですが、要所要所に笑いが入っていて、
これ、読む場所を選びます! 電車とかで読んだら不審者になります!
「わかめ魔法少女かずりん」では、新たな魔法少女(?)の出現もよかったし、
パワーアップしたそれぞれのキャラもおもしろかったです。
一番は、キラキラブラックプリンス★ユーディです!
黒いけど、かっこいい!!!
続きも楽しみです!