第7話 大量の買い物…再び異世界へ!!
諭吉さんを10人分消費して大量に購入したのは主に食料品だ!!異世界における弊害と言えば、文明の差によって現代の料理とは天と地の差があるかもしれない!!それにあちらの世界で食べる最初の食事が、あの宿屋の料理だし…残してしまったら彼女に申し訳ないな…
「残すつもりはないけど、万が一ってこともあるしな…それに現代の技術を駆使して作られたこれら冷凍食品は完璧だ!!電子レンジがないから、あっちじゃ食べられないかもだけど…」
まぁそれ以外にもいろんな物を購入したし…あっちの世界で料理を作って売るというのもありだな!!
現代の食事を異世界に提供してやろう!!食事なら特段問題はないだろうしな!!
俺は購入したものを全てアイテムボックスの中に入れて、スマホを確認してみた…すると1件連絡が来ていた。
「なになに?どちらさまからのメールだ?」
もしかすると嫌がらせメールかもしれないと思いつつもメールを開いてみることにした。
「あぁ〜野球選手からじゃん!!しかもこの値段にも納得した上で、このポーションが欲しいって考えてるみたいだな…それなら送ってやるとするか!!」
俺は野球選手に詳しい訳では無いし、そういう界隈に詳しいわけでもないから軽率な判断をしてしまったと後で後悔することになった…
このポーションを使用したのが、まさかあの人だったとは…偽名だったから分からなかった…
俺は『体力回復ポーションⅠ』を梱包して、郵送で届けてもらうことにした。このポーションが届くのは明日らしいから反応を聞くとしよう…
それじゃあいざ異世界へ!!
俺は心のなかでそう叫びながら、アプリを利用した。すると次に目が覚めると宿屋の中だった。
「ヒュ〜!!帰ってこれたぜ!!でも今はまだ夜か…」
手元の腕時計を確認してみると深夜の一時を指していた。窓から外を見渡してみたが、あたりは完全に闇に包まれていた。
「流石にこの状況で外に出るのは…不味いかも?」
それ以上に、こんな夜中に外を歩き回っている人を見つけたら、現実の方で言う警察のような組織が巡回しているだろうし…捕まるかも?
ファンタジーで言う騎士団というやつだな…騎士団なんて頭が固い奴らしか居ないし、『自分たちが絶対!!』なんて考えてそうだから嫌なんだよな…
「でもこういう時間帯だからこそ、レアなものがゲットできるんじゃない?やっぱり金になるものを集めなくちゃいけないわけよ!!」
レアなものであれば銀貨ではなく、金貨で購入してくれるかもしれない…そう考えれば、この宿屋から出て、外に行ってみるほうが良いだろう!!
俺は部屋を出て、密かに街へと繰り出した。街頭もないこの時代だから街は闇に包まれている…そしてその闇に包まれた街の中を馬に乗って駆けて行く。
「やっぱ馬がいるだけで変わるな!!移動手段があるのとないのじゃ段違いだな!!」
馬に乗る点で注意しなければいけないことは、振り落とされないようにしっかりと掴まって指示をしっかりと出すことだろう。幸いにも馬に乗るときに『スキル』というのが発動して、馬を乗りこなせるようになっているようだ。
「とりあえずまたいろんな物を拾いに行くか!!さてさて…森の中には何があるかな?」
こんな夜に森に行けば迷うと思っている人も多いだろう…しかし、俺は光源を持っているのだ!!ついでに予備燃料もあるから長時間の探索も全然こなせるしな!!
「森の中はやっぱり不気味だな…どんな物が落ちているかなんて正直分からないし、定番の『鑑定』を使えるわけでもない…まぁアイテムボックスがあるからいっか!!」
実質鑑定みたいな所あるしな…このアイテムボックスの中に適当に突っ込むだけでそのアイテムのことをほとんど理解できるし…本当にいい選択をしたわ!!現実世界でも普通に使いやすいやつだしね!!
そんな事を考えながら鬱蒼としていて薄暗い森の中を歩いていく…手元に光るランタンが周囲を照らして、俺の視界を確保してくれている。
「これは…鳥の羽かな?それとこっちは…花?良くわからないけどとりあえずアイテムボックスに入れておこう。」
6時位には宿屋に戻ることを考えれば探索できる時間は残り3時間程度だろう…その時間で何が出来るのかは分かりきっている。
「う〜ん…これは何だ?なにかの鱗みたいだけど…もしかしてそこそこ貴重なやつじゃない?」
俺がこの異世界で望むのは、チートで異世界最高ヒャッハー!!って感じではなく現実世界では体験できないことをしたいのだ。簡単に言えば、冒険者なんかがそうだ。お店を経営してみるのもありだけど冒険もしてみたいな…
冒険者として活動するにはそこそこ頑張らないといけなさそうだし、槍の技術だけでも鍛えておいたほうが良いかもなぁ…
馬の上で戦闘するのは難しいだろうから、冒険者になるならそういうところもきちんと鍛えていかないといけないだろう…まぁ当分は金策に走ることになるから、商人をするかな!!
いつも見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!! 聖羅 @kce65895
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます