第40話マリア様の前で             (完)

本田瞳です。

昨晩、里香さんと、キスしました。

幸せです。

(うれしくて、眠れないくらいの夜を過ごしました)


今朝は、公園でデートです。

白い教会の前の公園です。

(日曜日の朝、早いので、誰もいません)

(僕は、気持ちを固めていました)


僕は、しっかりと言いました。


「里香先さんがいるから、里香さんが恋人だから、頑張れます。

トランペットも、ピアノも指揮も、大変だけど・・・

里香さんが「頑張ったね」と褒めてくれる。

だから、気持ちが入ります」


里香さん、本当に可愛い笑顔です、

「何があっても、瞳君を守るよ」って言ってくれました。


僕も、同じことを里香さんに言いました。

「大好きです、里香さんなしには、生きていけない」

「だから、ずっと、一緒にいますよ」

「困ったら、何でもします」


里香さんは、大きく腕を広げて、ムギュ―としてくれました。

「瞳君、大好き!」(ふっくらとした胸が・・・うれしい)


僕は、昨日のキスのお返しです。(昨日は里香さんからでした)

しっかりと、しました。(里香さんに、先に舌をなめられたけど)


その後ですか?

二人で近所の教会に入りました。

マリア様の前で、もう一度、ムギュして、キスしました。

里香さん、突然、大泣きになったので、しっかりムギュしました。

ステンドグラスからの光が、すごくきれいです。

でも、もう一度キスした里香さんの顏は、今まで見た最高にきれいな笑顔でした。


                                  (完)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

憧れお姉さんは、僕の女神様 舞夢 @maimu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ