第2話

本来は、noteで先日「公開」していたものですが、ちょっと嫌なことがあって非公開にして、こちらへ引っ越しさせました。「スキ」(カクヨムでいう「応援」)を押して下さった方々には、申し訳ないですが……。


***


実はワタクシ、小説の中で幸せな親子や夫婦を描くことが多いのですが、実際はなかなかワケアリなんです。

まず、うちの親はいわゆる「できちゃった結婚」。年の差が9歳離れていたせいでしょうか、母はよく「騙されて結婚した」と娘に愚痴を聞かせていました。そして、事あるごとに、「そういうところ、お父さんにそっくり」と憎々しげに吐かれて育ったという……。

(※私は父親似)

子供のころは母の言い分を鵜呑みにしてきましたが、やはり大きくなるとわかるわけですよ。必ずしも、父が悪いだけじゃない。母も精神的に未熟だったのだろう、と。

いわゆる、「機能不全家庭」というやつです。

で、そんなワタクシも一応は恋愛経験があるわけですが、そんな母を見て育ったの結果、「妙に物分りのいい(都合がいいともいう)女」になっていた気もします。

お付き合いした人は二人(そのうち二人目は、一応夫になりました)でしたが、二回とも「浮気」されて、THE END。


ただ、二人目の男性との間には子供も出来ました。が、DNAの相性が悪かったのかこちらに問題があったのか定かではありませんが、2度流産しています。

第一話は、その経験を踏まえて「短編&短歌」のセットにしたものでした。

ついでに述べると、流産の後随分経ってから、子宮筋腫が肥大して破裂、危うく死にかけました。なので、お腹にはかなり大きな手術跡が残っています。


――改めて書き出すと、やはり「不幸な女の見本市」の様相がありますね。

第一話の部分については、実はnoeで「ある方の企画への参加作品」として、書いたものです。ですが書いた本人は文字通り「血を流す」思いをぶつけて書き上げたにもかかわらず、noteのコメントで「やろうと思っていた企画と被った」という、ものすごーくトンチンカンなコメントを書かれました。


その瞬間に、「このヒトは、書き手に思いを馳せることは無いんだな」と落胆しましたね。普段は多少的外れのコメントが来ても気にならないのですが、自分の身が引き裂かれた経験を、そんな風に軽く扱われたくないですよ。


ですが、そこが「物分りのいい女」の悲しさで、大人●●のコメントを返しました。「それは偶然ですね!」みたいな。


それが良くなかったのでしょうか。その数日後、その方の投稿で「誹謗中傷について書くな。見ている方が気分が悪い」という内容の文章を目にしました。

クリエイター名は名指しされていないものの、誰を指しているかは一目瞭然で(私と他に仲の良いお二方)、さすがに激怒。

ですが、騒げば相手の思うつぼ……ということで、冷静に反論記事を出しつつ、もうこの方とのお付き合いはやめよう、と固く決意した次第です。

ブロックしてもフォロー解除しても騒がれそうなので、現在はLINEでいうところの「既読スルー」、「スキ」を押しに来るのは黙認するが、絶対にこちらからは「スキ返し」はしない、という対応をしています。


ですが、最近のnoteではこんなおかしなことが、しばしば起きています。noteでの数々の誹謗中傷事案を見守り、ときには戦ってきた私も、今回は久しぶりに凹みました。


これらの騒動を陰で扇動している(恐らく無意識に噂話をばらまいている)人も、見当がついています。ですが、全て状況証拠・憶測の域に過ぎません。


何というか、「女の嫌らしさ全開」の手口です。


こういう人がいるところでは、間違っても自分の弱みを見せるわけには生きません。「人の不幸は密の味」を地で行く人たちの餌食になるだけですから。


***


それでも、めぐり合わせというものはうまく出来ているもので、連載中の「鬼と天狗」を楽しみにしてくださっている方々がいらっしゃったり、「直違の紋~」シリーズで素敵なコメントをカクヨムで頂いて、それだけで随分救いになりました。

note以外の避難場所がなかったら、今回はやっていられなかったと思います。


そんなわけで、私にしては珍しく私小説&愚痴の公開でした。


多分、もう少ししたらいつも通り振る舞えると思います。何より、「不幸な女を気取るのが嫌い」なのが、私のクリエイターとしてのプライドの一つですし。


そして、御本人は「何気ない」言葉だったかもしれませんが、勇気を与えて下さった方々に、この場をお借りして謝辞を述べさせてただきます。


©k.maru027.2023


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幻の君へ 篠川翠 @K_Maru027

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