倉庫を整理するところから始まった街の社長の経営改革

  • ★★★ Excellent!!!

あるペンキ屋さんの社長が自社の倉庫を綺麗にしようと思ったところから話しは始まります。
何故なら……どこに何があるかもわからず、そのせいで毎年決算時の棚卸しで約200万円もの在庫を廃棄しているから。
そして捨てるのにこれまた費用がかかるから。
これっておかしくね?
という訳で倉庫の整理が始まります。

この話、私は凄く感動しました。
大体、この手の話しは大企業とか外資系コンサルとかが出てきますが、そういう方々は一切出てきません。
倉庫整理という改善が自社の経営改革になり、それが新しい事業にも繋がっていくなんて、もう素晴らしいの一言に尽きます。

全10話で難しい専門用語が出てくることもないので、あっという間に読めると思います。
ビジネスものとして意義あるものだと思います。

そして、
日経産業新聞はこういうところにこそ取材に行くべき。
街のペンキ屋さんの成功例なのだから。