概要
どうせ目が見えても見えぬものが多いのがこの世界
炎の神の子、カエクルス。
その名に由来をもつ、セシルという名を与えられた公爵令嬢は、ある時からカエクルスと同じく視力を失った。
カエクルスは炎に焼かれることはなくとも、煙には目をやられた。
では、自分にとっての煙は、何だったのか。
少なくとも、気づかなくても良いところに気がついて、他人の不都合を知ってしまうということは、社交界には向いていない。
やめる気はさらさら無いが。
──────
不定期に一事件ごとまとめて更新する予定です。
その名に由来をもつ、セシルという名を与えられた公爵令嬢は、ある時からカエクルスと同じく視力を失った。
カエクルスは炎に焼かれることはなくとも、煙には目をやられた。
では、自分にとっての煙は、何だったのか。
少なくとも、気づかなくても良いところに気がついて、他人の不都合を知ってしまうということは、社交界には向いていない。
やめる気はさらさら無いが。
──────
不定期に一事件ごとまとめて更新する予定です。