月を飛ぶ蝶のように

　言語学者のダミュエル・ストローフラワー教授は、三十代で亡くなった教え子の女性の葬式から帰ってきた夜、髪の毛が青白く光る男の子の訪問を受ける。その正体は、先日亡くなった教え子ととある異星人の間に生まれ、世間に隠されて育てられた子供のぺペラだった。
　父と同じようにテレパシーで感情を直接やり取りするぺペラだったが、そのテレパシーは三年後に失われてしまうという。教授は、その子を預かり、言葉を教えていくことに。

　香鳴さんによる自主企画「[第3期] 同題異話SR -September- 『月を飛ぶ蝶のように』」への参加作品です。
　よろしくお願いします。