第43話 お告げで動く
妖対本部の構成員には、総括である猫原警視正から、10人の若者失踪事件がマスコミを賑わす数日前にある情報が告げられていた。
帝都の防犯トップ、警視庁警視総監席の電話が、重く鳴る10分程前のことである。
「数日のうち、10人の若者たちの失踪事件がマスコミを賑わすことになる。もちろんこの魔界都市昭島市内、失踪想定は魔宮沢交差点だ」
「最凶妖域のため、また例の事件と大騒ぎになるとは思うが、今回はたぶん別物だ。つまり妖奇事件ではなく、単純『神隠し』と思われる」
「総括、ということはつまり猫神様こら『お告げ』があったということでしようか?」
「そういうことだ、先程5分前位に御声をいただいたが『神隠し』とのことてある。したがって捜査は通常事件として昭島署に任せる。これから私は総監に連絡するが、署長には班長から一報を頼む」
「了解しました」
お告げで動く帝都警視庁、だからこそ魔界都市なのだ・・・・・
猫神家の一族 希藤俊 @kitoh910
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