ラスボス前症候群の俺が、すべての敵に決着をつける

登場人物紹介

〇尾張 総一郎（おわり　そういちろう）

　主人公。自他ともに認める『完璧主義者』だが、頭でっかちで何も完成させることができない若者。死後に命を懸けて、未消化ゲームのラストバトルを連戦していく。

〇初見 宮（はつみ　みや）

　ヒロイン。自らの人生に行き詰まりを感じて、最悪の選択をしてしまう。総一郎と共に、遊んだこともないゲームのラスボスと戦う羽目に。

　演じるキャラクター：アルディナ、アル、デンドロン、アピアナ

〇女神

　案内人。死んでしまった主人公とヒロインにチャンスを与える。じつはいろいろとワケありなようで、弱き者に優しい一面をもつ。粗暴な弟がいるらしい。

◆『デモニック・キャステラン』

　魔神を従える大魔王となって魔王城や城下町を発展させていく、やり込み要素満載のゲーム。プレイヤーが介入できる要素が多く、想像力を持ち込むことが可能。

〇ジミマイ

　最強の魔神。四大魔王の一柱で、魔界の北方を守護する。伝承ではあらゆることが不明の謎多き人物。難関クエストを達成することで仲間にできる有能な悪魔。

〇エゼルレオン

　勇者にして当作のラスボス。若くて真っ直ぐな若者。欲望にも一直線。

〇女魔術師

　勇者と共に行動する有能な魔法使い。名前は設定されていないようだ。

〇アガレス

　魔神の一柱。主人公の教育係となってくれる老人。ちょっと口うるさい。

〇セーレ

　魔神の一柱。移動を司っており、ウインクひとつでなんでもできるイケメン。

〇博士

　年老いた上級悪魔。とある研究所を任されており、大釜で何かを作っている。

◆『ライト・クロニクル』

　可愛い動物たちが登場するアクションRPG。子供向きに作られている。

〇チンチラ大帝

　猫の王。可愛らしい容姿だが、いちおうラスボスである。

◆『プライマル・イリュージョン・タクティクス』

　一般兵にも名前をつけられることで、想像力を刺激した戦略RPG。

〇レイミア

　召喚師の青年。総一郎が模索する作品で主人公となる人物の元となる。

〇キマイラ

　複数の獣が組み合わさった合成獣の始祖。ほんらいは中ボスであるが、ある条件で見ればラスボスと言えなくもない。

◆『エヴォカー・オブ・ティル＝ナ＝ノーグ』

　オンラインにしては珍しくキャラに命名ができたMMORPG。サービス終了済み。

〇フラガリア

　ヴァンパイアの少女。総一郎が模索する作品でヒロインとなる人物の元となる。

〇クロム・クルアハ

　十二体の魔王を統べる大魔王。本来は太陽神であるが、闇に染められた。

◆『イルミノネス・オデッセイ II』

　命名しなければ始まらない、プレイヤーの想像力が試されるダンジョン探索RPG。難易度はさほどでもない。

〇ジェイド

　黒ずくめの占い師。総一郎が模索する作品で主人公の師匠となる人物の元となる。

〇スィケト・エンブリオ

　毒に染まった大樹の最下層に眠る胚芽（はいが）。やがて葉をつけ茎となり根を伸ばす。