ぞっとするほど美しい、”月光”を繊細な感性で表現した、旋律奏でる文章

ベートーヴェン ピアノソナタ14番 「月光」と、僕と彼女。
 とにかく読みやすい文章。
 「月光」への、作者さんの繊細な感性で綴られた音を奏でる文章は、読み手をぐんぐんと「月光」の世界へといざなっていきます。
 気づけばその旋律に心を掴まれて、感情を大きく揺すられることでしょう。
 音楽を題材にした小説で、読んでいて本当に旋律が聞こえてきたという経験は、この小説が初めてです。
 終盤にさしかかるにつれて、どんどんと鳥肌が立ちました。
 短いので短時間で読めます。
 小説で聴く「月光」の世界に、浸ってみませんか?

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