才能とは。ベートーベンの月光が織りなす、若いピアニスト達の苦悩

 美しい。

 美しい文章が、ベートーベンの「月光」の音を記憶のそこから引き出されます。

 ピアニストを目指し、その才能に惹かれ合う2人の高校生の男女。陰と陽、解釈の違いで全く異なる表現になる月光。自分にないその世界に惹かれ合いながら、自らの世界しか表現できない2人。

 せつない。そして美しい。

 2人の思いが、2人の人生が、月光の曲によって歪んでいく。

 って、これ書いたの高校生?!

 才能に嫉妬してしまいます!

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