幸薄少女が妖怪の花嫁に。妖シンデレラストーリー!

母を亡くした女の子、柚結。
母親の実家に引き取られた彼女は、自分が17歳になったら妖怪に捧げる生贄になることを告げられます。

自らの運命を受け入れる柚結でしたが、彼女に対する周りの扱いは酷く、最後は追い出されるような形で雪山に放り出されてしまったのですが。
そんな彼女に手をさしのべてくれたのが、鬼狐と呼ばれる妖怪の陽太さん。彼は柚結を自分の花嫁として迎え入れ、出会ったその日からこれでもかってくらいの愛情を注いでくれるのです!

妖版シンデレラストーリーと言える胸キュン展開。
この陽太さんがメチャクチャ優しくて、優しさ慣れしていない柚結は彼の言動の一つ一つにドキドキ。
そのドキドキキュンキュンした雰囲気は読者にまで伝わってきて、読んでて凄く悶えました。

溺愛もののお手本のような、糖度たっぷりの妖ファンタジー。
柚結と陽太さんの反応がいちいち可愛くて、いくらでも読んでいたくなります。
お砂糖たっぷりのお話が好きな方、ぜひ読んでください。